大阪市は9日、職員56人が業務外で著名人や知人らの戸籍を不正に閲覧していたと発表した。ほかに端末操作の研修の際に、戸籍を閲覧していたことも判明。橋下徹市長は「職員の意識があまりにも低すぎる」と批判し、職員の研修を徹底する考えを示した。 今年2月に職員2人が橋下氏の戸籍を不正に閲覧していたことが発覚し、市は戸籍情報システムにアクセスできる職員980人を対象にアンケートを実施。その結果、56人が戸籍を不正閲覧したことがわかった。 そのうち16人が「興味本位」で閲覧したと回答。戸籍は知人や友人が18件、本人や家族が10件、著名人をのぞき見した2件など計37件だった。「個人的利用」と答えたのは複数回答も含め44人。家系図の作成や相続手続き用とみられ、本人や親族、知人らの計77件の戸籍を不正に閲覧した。また、5人は不正に閲覧した計17件分の戸籍を印刷していた。 端末操作研修は年度初めなどに行われ、職