スイス北部チューリヒで5日、日本の駅弁文化を世界に広めようと花善(秋田県大館市)など老舗3社が連携して運営する店舗の開業記念イベントがあった。チューリヒ中央駅内で6日から27日まで、計6種類の駅弁を販売する。 花善のほか、まねき食品(兵庫県姫路市)と松浦商店(名古屋市)の3社で、12スイスフラン(約2000円)の「大えび天むす」や22・5スイスフランの「スイス牛の牛めし」などをそろえた。白米以外の食材は現地調達だ。 イベントでは、スイス国鉄など現地の協力者らを招きテープカット。試食会も開き、3社の共同事業体会長を務める花善の八木橋秀一社長は「反応は良く、成功に自信を深めた」と話した。 5日、スイス・チューリヒで開かれた駅弁販売のイベントで、テープカットをした花善の八木橋秀一社長(中央)ら(共同)スイスは発達した鉄道網で知られる。欧州では食堂車が一般的だが、欧州各地へスムーズに乗り換えができ