2019年10月、坂本慎太郎がアメリカツアーを開催した。これまで発表されたアルバムはすべて海外でもリリースされており、アメリカにおいても高い人気を誇る坂本だが、ソロでのUSツアーは今回が初。ツアーファイナルとなったニューヨーク公演はチケットが即完し、このツアーのアメリカでの注目度の高さをうかがわせた。 本稿では、このツアーのために渡米して全公演を観覧した音楽ライターの松永良平が、各都市でのライブの様子やそれに対する現地の反応をレポート。坂本の音楽が今、アメリカの音楽ファンたちの間でどのように受容されているのかを取材した。 取材・文 / 松永良平 写真提供 / Mesh-Key Records(NY)、PRESS POP、zelone records 10月15日夜、サンフランシスコサックスの西内徹がタンバリンを振り出した瞬間、ドキッとした。坂本慎太郎がゆっくりとコードストロークで入ってきて
天才的ジャズテナーサックス奏者スタン・ゲッツの克明な伝記。ジャズファンなら必ず聴いているはずだがそれ以外の方なら、ボサノバの名曲「イパネマの娘」でテナーを吹いている人といえば思い出してくれるでしょう。ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビスのようにジャズに革命を起こしたミュージシァンではないが、その時代に応じてまたその時の共演者によって美妙に反応し影響を受けながら自分の魂を深めていくジャズマンだ。その才能が見事に開花したのが「イパネマの娘」。ボサノバという当時ブラジルの片隅で生まれたポルトガル語でしか歌われなかった音楽を、全く無名の歌手アストラッド・ジルベルトに英語で歌わせジャズに巧みに取り込んで世界的にヒットさせた。これはジャズ史上最も多く売れたレコードのひとつで1965年グラミー賞において投票の結果ビートルズの「抱きしめたい」を抜き最優秀レコードに、またボサノバを創った一人であるジョア
2019.08.13 Tue Sponsored by 『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 後編』、『GEKIBAN 2 -大友良英サウンドトラックアーカイブス-』 現在、絶賛放送中の『大河ドラマ「いだてん」』。オリンピックを背景に、明治から昭和までの時代を描く異色のドラマは、来年に迫る2020年の東京オリンピックとも共鳴して、「日本人はどこから来て、どこへ行くのか?」をスポーツを通して伝えようとしている。 そんな意欲作の劇伴を担当するのが、音楽家の大友良英。NHKでたくさんの楽曲を作ってきた大友は、すでに伝説ともいえる『連続テレビ小説「あまちゃん」』チームとともに、『いだてん』の音楽世界を作ろうとしている。感動の最終回に向けて、最後の作曲作業に打ち込む大友に話を聞いた。 宮藤官九郎に珍しく相談。『あまちゃん』“潮騒のメモリー”はこうして生まれた ―『大河ドラマ「いだてん
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