CRM/Eコマース/会計などの機能を持つ統合業務アプリケーションをSaaSで提供し、米国ではセールスフォース・ドットコムと並び高い注目を集める、ネットスイート。その日本法人の代表取締役社長に、8月29日付けで元EMCジャパン執行役員の松島 努氏が就任した(関連記事)。日本上陸から1年半を経て、いよいよ日本でも本格的にビジネスを立ち上げる同社の戦略を松島氏に聞いた。 ――松島社長はこれまで、日本IBMやEMCジャパンなど、ITの中でもインフラ分野でのご経験が長いと伺っています。なぜ、統合業務アプリケーションをSaaSで提供するネットスイートの社長に就任されたのですか。 松島氏:確かに私は、これまで長い間、ITのインフラの仕事に携わってきました。日本IBMで直販の仕事を12年ほど経験し、その後、モトローラやCA(当時はコンピュータアソシエイツ)、ブロケード、EMCジャパンなどへと移りましたが、