長谷寺に伝わるお話によると 、こちらにまつられている観音さま(十一面観世音菩薩:じゅういちめんかんぜおんぼさつ)は、奈良時代の721( 養 老 5 )年 、僧侶である徳道上人(とくどうしょうにん)が楠(くすのき)の 霊 木から2体 の観音さまを造り、そのうち1体を大和国長谷寺(奈良県桜井市初瀬)にまつり、残りの1体を海に流したのだそうです。 その1体は15年間もの間漂流し、736(天平8)年、相模国長井の浜(現在の横須賀市長井)に打ち上げられました。 そこから現在の場所まで人々が力をあわせて運び、ご本尊として鎌倉の長谷寺が創建されたそうです。 徳道上人がこちらの観音さまを造られてから1300年を記念し、2022(令和4)年12月18日まで長谷寺では「長谷寺1300年プロジェクト」としてお参りされる人々をお迎えしています。 いつもは、観音さまの膝下は仏具や供物などで全身のお姿を拝見す