冴えない小学生・須羽ミツ夫がある日、宇宙人からもらったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。超人であるという秘密を持つ少年の葛藤、その矛盾に立ち向かう強さ、本当の正義とは何かを、独特の藤子ギャグで描く、藤子の代表作のひとつ。 1966年から2年間(以下、「旧作」)、1983年から3年間(以下、「新作」)の2度にわたり漫画が連載され、それぞれ同時にテレビアニメも作られた。2003、2004年にも劇場アニメ映画化された。 1966年の旧作は『オバケのQ太郎』後継作品として漫画連載とアニメ放送がセットで企画され、新作漫画の連載開始から5か月後にアニメ放送も開始された。1983年の新作はアニメ『忍者ハットリくん』(安孫子単独作)の放送枠移動に伴い、後番組アニメとして白羽の矢が立ったことにより、新作漫