来年度の新入部員を募集しないことを決めたＰＬ学園（大阪）。来春の選抜大会の重要な選考基準となる秋季近畿大会に出場したが、１回戦（１８日、わかさスタジアム京都）で近江（滋賀）に２―３で敗れた。選抜出場は絶望的となったが、高校野球の名門野球部は、このまま本当にフェードアウトしていくしかないのか。保護者らの思いは…。 秋季近畿大会初戦敗退後、監督登録している正井一真校長は「２勝して甲子園に手がかかるといいと思っていたが…」と悔しさをにじませた。今後については「廃部とは明言していない。再起を期していきたい。子供たちが一生懸命の姿を見せてくれることです。事態の進展？ コメントできません」と力なく話した。 スタンドに陣取った保護者会からも深いため息が漏れた。選抜出場を決めることで事態の好転を願っていたが、わずかな望みもついえてしまい「私らでは、どうすることもできない。見守るしかない。今後のことは何も決
