16日に業務提携を発表した、USEN<>の宇野康秀社長とライブドア<>の平松庚三社長の一問一答は次の通り。 ―― 合意に至った経緯は? 平松 ライブドアの経営を引き受けることになって以来、社内で再生の方法を、長い時間かけて議論した。自力再生という選択肢もあったが、顧客、株主、従業員のためにできるだけ早く再生したいと考え、パートナーと組むことにした。 再生して元の姿に戻るだけでなく、さらに成長するために、かなりの分野でシナジー効果が見込め、ケミストリー(相性)が合う会社としてUSENを選んだ。この数週間で宇野社長に何度か会う過程で、USENの自由闊達な企業文化を感じた。ライブドアと似た元気な会社という印象を受けた。 ―― フジテレビとの提携がなくなったが? 平松 奇妙な縁ではあるが、この縁を大切にして、何らかの形でフジテレビと関係を構築し、本当の意味でのシナジーを両社で発揮できればと思う。