『サーキット・スイッチャー』は都知事選の候補者でゆとり世代のはてなダイアラーである安野貴博氏の2022年の作品。最近文庫版が出た サーキット・スイッチャー (ハヤカワ文庫JA) 作者:安野 貴博早川書房Amazon こういうニュースに釣られて私のような人が作品を手に取ってしまうのだからメディアに露出するメリットは結構あるんだろうなと想像した。 『サーキット・スイッチャー』は完全自動運転車の開発者の誘拐事件が起きて犯人がその様子を動画サイトで生ライブ、自動運転車のAIはトロッコ問題をどう解くのかを全国民の白日の元に晒す・・ というストーリーが展開する うちの書架の中では岡嶋二人や伊坂 幸太郎作品と雰囲気が似ている。ChatGPTに尋ねてみたら伊坂作品だとハルしていたので一般的なイメージなのだろう。 安野氏の経歴から難解な近未来SFを想像してしまうかもしれないが本作は大衆的なエンタメサスペンス