ノルウェーの選挙の現場には、子どもがいるノルウェーでの9月の地方選挙を連日取材していて、驚いたことがあった。それは、小学生が至るところにいたからだ。 選挙期間中、首都オスロの大通りでは、各政党がカラフルで可愛い「選挙小屋」の前に立ち、PR活動をする。そこで一番わいわいと楽しそうにしていたのは、大人よりも、小学生だった。 ハフィントンポスト「日本とは違う、なぜノルウェー選挙運動は「祭り」のように楽しい?」 12才が、政治的な質問をするメモでいっぱいの質問票 Photo:Asaki Abumi小学生は、授業の課題として、先生が用意した質問票を手渡され、グループごとに、各政党の選挙小屋を順番に回る。筆者が出会った子どもたちは12才だった。真剣に話を聞いて、答えをメモする。先生は引率しておらず、子どもたちは自由に会話をしていた。 アーナ・ソールバルグ現首相が党首でもある保守党の選挙小屋にいた12才