【ワシントン中井正裕】米アップルが29日発表した2018年10~12月期決算は、売上高が前年同期比4・5%減の843億ドル(約9兆円)となり、最終(当期)利益は同0・5%減の199億ドルだった。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の中国市場での販売不振が主因で、16年7~9月期以来、9四半期(2年3カ月)ぶりの減収減益となった。 アイフォーンの売上高は519億ドルと前年同期から14・9%減少。地域別の売上高は、中国経済の減速を背景に中国市場(台湾、香港含む)が前年同期比26・7%減と6四半期ぶりに減少した。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「中国をはじめとする新興国市場は想定より厳しかった」と説明した。