先日ベイトソンの『精神と自然』を再読してたのですが、また色々と気づかされることがたくさんあって驚きました。これからも幾度となく立ち返る本になりそうです。 精神と自然―生きた世界の認識論 作者: グレゴリーベイトソン,Gregory Bateson,佐藤良明出版社/メーカー: 新思索社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 44回この商品を含むブログ (55件) を見る メモとして前半の2章「誰もが学校で習うこと」からいくつか引用しときます。 前提 芸術も、宗教も、商業も、戦争も、そして睡眠までもがそうなのだが、科学もまた前提presuppositions[思考以前の思い込み]の上に成立している。ただ、科学の場合は、単に思考の道筋が前提によって決まるというわけではない。現在の前提の是非を問い、非ならば破棄して新しい前提を造るところに科学的思考の目標があるので