透明力――ソーシャルメディアの登場などでやってきた「うそをつけない時代」。ループス・コミュニケーションズの代表、斉藤徹氏が、先日お届けしたZDNetの記事「統制から開放へ--情報システムの役割が変わる」とまたがる形で、ソーシャルを利用するマーケティング担当者に向けてメッセージを送る。 今どき、ウェブの最前線にいるマーケティング関係者で、生活者をコントロールできると考えている人はいないだろう。特に日頃からソーシャルメディアで生活者の声と日常的に触れている担当者は「クチコミ」の威力を痛感しているはずだ。直近の事例を追って、その威力を体感してみたい。 今年の6月11日午後1時頃、チロルチョコの中に芋虫がいたという写真つきの苦情ツイートが投稿された。インパクトのある写真が拡散の連鎖を刺激し、瞬く間にリツイートは1万回を超える。ツイッター注目のキーワードにまで「芋虫」が登場する有様だ。チロルチョコは
NTTデータは「Firehose」API経由で取得したツイートデータを、企業のソーシャルメディアマーケティング支援などを目的に提供する。 NTTデータは9月27日、米Twitterとの間でデータ再販などに関する契約を締結したと発表した。日本語のツイートや国内ユーザーが発したツイートのデータを同社が取得し、ソーシャルメディアマーケティングなどを手掛ける企業などに提供するという。 今回の契約は、Twitterが提供するAPI「Firehose」を通じて、NTTデータが日本語のツイートデータおよび日本国内で書き込まれた全てのツイートデータを取得・蓄積・提供できるというもの。 NTTデータではツイートデータの全量、サンプル、任意のキーワードなどから抽出したツイートデータを、APIやGUIを通じて企業へリアルタイムに提供できるプラットフォームを開発する予定。このプラットフォームを活用した企業のソーシ
その1つは、米国内に限ってのことだが昨年の夏頃から、「フェイスブックのピークは過ぎた」という言説が出回っていた。 今年1月から4月までの1カ月平均の利用者数は、昨年下半期の平均と比較してすでに減少し、「熱が冷めた」との意見もある。 そして米国で取材を続けると、フェイスブックに対する悲観論を口にする人は1人や2人ではなかった。 「パーティーは終わった」という表現を使う人もいる。米国以外の各国では依然として利用者数は増え続けているが、本家ではすでに「飽きた」という声が多数聞かれた。 2つめは投資銀行アイアンファイア・キャピタルの創業者エリック・ジャクソン氏の消滅論だった。 あと5~8年で消滅する 「フェイスブックは今後5年から8年で完全に消滅すると思う。それはIT業界の流転の速さによるもので、フェイスブックは完全に飲み込まれる」 IT業界に通じた氏は、業界の将来を見据えるだけでなく、売り上げの
Q:3年前に開設したTwitter(ツイッター)の公式アカウント。ソーシャルメディアに詳しい担当者が間もなく異動になるのですが、どうやって引き継いだらいいのでしょうか。A:ソーシャルメディアの魅力の1つは、手軽に始められること。利用コストはゼロだし、ブログを始めるよりもずっと敷居は低い。「まずは始めてみる」「走りながら考える」という姿勢は、新しいソーシャルメディアが次々と登場する時代に適した考え方でしょう。ただし、走りながらであっても、組織として継続運用する体制づくりを早めに整えておくことが欠かせません。
米Microsoftと企業向け無料SNSの米Yammerは現地時間2012年6月25日、MicrosoftがYammerを現金12億ドルで買収することについて最終合意に達したと発表した。6月半ばに複数の米メディアが両社が交渉中との噂を報じていた(関連記事:Microsoft、企業向けSNS「Yammer」買収で交渉中か)。 Yammerは米PayPalの元最高執行責任者(COO)であるDavid Sacks氏が2008年9月に立ち上げた。組織内のコラボレーションに焦点を当てて設計しており、Fortune 500企業の85%が採用し、20万社を超える企業の500万人以上が使用しているという。150カ国でサービスを展開し、23カ国語に対応する。従業員は300人以上。複数のベンチャーファンドなどからこれまで合計1億4200万ドルの資金を調達している。米メディアの報道(Wall Street Jo
SNSにおける弊社社員による不適切な書き込みについて このたび、弊社社員が採用面接に関する不適切な書き込みをSNSで行いました。詳細は下記のとおりです。社員の監督不行き届きについて深く反省するとともに、関係者ならびに世間の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。 1.経緯 2011年8月9日(火) 16時過ぎから17時過ぎにかけて、弊社管理本部所属経理担当の男性社員(27才)が、SNSのGoogle+において、自らを弊社の「採用担当者」を装い、実際には存在していない「30歳の専門学校生」を面接しているという、虚偽の「面接の実況中継」を実施。 同日 21時20分頃から「2ちゃんねる」等で話題となり、24時までにクレームのメール約50通が届く。 同日 23時 社内で対応策を検討開始。 同日 23時頃 社内で緊急調査を行った結果、弊社の当該男性社員が、Google+におい
ポイントサービスなどを運営するネットマイルは8月10日、同社の社員がSNSを使って採用面接に関する不適切な書き込みをしたとして謝罪した。社員は採用面接の様子をGoogle+を使って“実況”し、面接に来た人の名前や「噛みまくりだよww」といった評価を投稿。「プライバシー保護に反するのでは」などと批判される“炎上”状態になっていた。 同社によると、社員は人事部門に属しておらず、面接の“実況”は架空のものだったことが判明したという。 社員は9日午後、「30歳の年齢で専門学校を今度卒業に来る人が新卒の面接に来た…どうしようw」「自分より年下の人を新卒扱いで対応するなんてw ノートでG+で実況するかw」などと投稿。面接に来た人の名前の一部や、面接でのやりとりなどを“実況”した。社員はGoogle+上で実名を使っており、プロフィールに同社の社員であることを表記していた。 一連の投稿が掲示板サイトなどに
カナダPostRankは現地時間2011年6月3日、米Googleが同社を買収したと発表した。PostRankはコンテンツのソーシャルなつながりを解析するツールやサービスを手がける非公開企業。買収金額などの詳細な条件については明らかにしていない。 2007年創業でカナダのオンタリオ州ウォータールーに本拠を置くPostRankは、Web上のコンテンツについて、コメントの投稿やブックマーク登録といったつながりが発生した場所や時間に関するデータを収集・分析する。 Webサイトパブリッシャーなどは、PostRankのツールを利用することにより、インターネットユーザーがどのようなソーシャルメディアで自社コンテンツについて話題に出しているかを認識し、影響力の強いメディアやユーザーを把握することが可能。また消費者も、情報を参照するときに最適なブログやサイト、記事を容易に判断することができる。 PostR
ソーシャルネットワーク・サービスの「フェイスブック」に大きな注目が集まっている。2011年1月4日にウォール・ストリート・ジャーナルなど米国メディアが報じたように、フェイスブックの会社評価額を500億ドル(約4兆円)に設定して、米ゴールドマン・サックスなどが4億5000万ドル(約360億円)を出資したという。この評価額は米ヤフーや米イーベイなどを超え、米グーグルと米アマゾン・ドットコムに次ぐ規模だ。 フェイスブックを巡るこうした動きを「バブルではないか」とする声もある。だが、フェイスブックのユーザー数はすでに世界で5億人を超え、2011年には6億人になると見込まれている。まだまだ成長を期待される巨大サービスであることは間違いない。 フェイスブックを率いる26歳の若きCEO(最高経営責任者)、マーク・ザッカーバーグは一躍、話題の人となった。2010年末には、タイム誌の「Person of t
[読了時間:1分] 有力ソーシャルメディア関連ツールのSeesmicは、ソフトバンクとsalesforce.comから総額400万ドルの出資を受けたと発表した。 Seesmicはシリコンバレー在住のフランス人起業家Loic Le Meur氏が開発したツールで、画面を幾つもの列に分けTwitterなどのタイムラインを並列表示することで人気を集めた。最近ではTwitterだけではなくFacebookやFoursqure、LinkedInなど、ありとあらゆるソーシャルメディアを取り入れることができるようになっている。 salesforeceはビジネス向けTwitter風サービスのChatterとSeesmicの融合を進めており、同じ部署の同僚間のつぶやきから、取引先のつぶやき、消費者のつぶやきまで一元表示できるようなツールを目指すようだ。 蛇足:オレはこう思う 10月にLoicが来日したときに六
Facebookが、Goldman Sachsなどから15億ドルの資金を調達したと発表した。2012年4月までには財務情報の開示を開始するという。 米Facebookは1月21日(現地時間)、15億ドルの資金を調達したと発表した。資金調達に際しての同社の企業評価額は約500億ドルだった。 この資金調達は2段階で行われた。まず2010年12月に、ロシアの投資企業Digital Sky Technologies(DST)、米Goldman Sachs、Goldman Sachsが運営するファンドが500億ドルの評価額で5億ドルのクラスA普通株を引き受けた。そして1月21日、Goldman Sachsが運営するFacebookのクラスA普通株に投資する10億ドルのファンドで、米国外顧客に対する募集を完了した。 今回の増資はGoldman SachsとDSTからのアプローチによるもので、調達資金の
携帯電話向けのポータルサイト兼ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」を展開する「ディー・エヌ・エー(DeNA、東京都渋谷区)が、取引先のゲームソフト開発業者にライバル社と取引する場合はゲーム市場に参入させないなど不当な拘束をしたとして、公正取引委員会は8日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで、同社と関係先を立ち入り検査した。 関係者によると、ディー・エヌ・エーは今年夏ごろ、同社と取引がある約100社に対し、自社と同様のサービスを展開する「グリー」(東京都港区)にゲームソフトを提供する場合は自社との取引を打ち切るなどと口頭で話し、グリーとの取引を妨害した疑いがもたれている。実際に取引が打ち切られたソフト開発業者もあった。 ディー・エヌ・エーのポータルサイト兼ソーシャルネットワーキングサービスは18年2月にサービスを開始。モバゲー会員になると、携帯電話で無料でゲ
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