お前に訊きたいことがあると部長から内線で告げられたのは午後6時9分。仕事を投げ出しiPodと鉛筆を鞄に投げ入れ小学生のときの避難訓練の要領でデスクの下に潜りヤンマガの袋綴じグラビアをビリュリュリュと手刃で切って四つん這いのワンワンスタイルでベロをレロレロレロレロと高速に動かしながら眺め始めたときだ。バッキャロー!ロケンロー!レロレロー!僕は灘坂舞ちゃんのJカップの前でベロをレロレロするためだけに袋綴じに閉じ込められたような心持ちで今日一日を送ってきたのだ。堪へ難きを堪へ忍ひ難きを忍ひ以てレロレロの爲に袋綴じグラビアを開かむと欲す、そう過ごしてきたのだ。部長よ、あなたに僕のささやかな幸せを邪魔をする権利があるのですかと思いつつもわかりましたと無意識のうちに応じている自分に驚く。なぜって?聞いちゃうソレ。ソレ聞いちゃう?リーマンだからに決まっているだろう…。 「個人的にお前に尋ねたいことがある