Meteorを使用したアプリケーション開発 前回までは、Meteorの環境や基本的なAPIに関する説明でしたが、今回からは、いよいよ本格的なアプリケーション開発に必要とされる知識を紹介していきます。 UIプログラミングを行う際、必ずといって良いほど言及されるプログラミングモデルがMVCモデルです。MVCモデルとは、ご存知の通り、Uデータを保持する「モデル」、ユーザの目に触れる「ビュー」、モデルとビューの間を取り持ち、UI全体を制御する「コントローラ」でアプリケーションを構成することです。 Meteor自身は、MVCモデルをそれほど積極的にサポートしているわけではありません。しかし、Meteorは非常に柔軟なアーキテクチャを提供することで、外部のMVCフレームワークと併用することや、ビューの構築に任意のテンプレートエンジンを利用することが可能となっています。 前置きが長くなってしまい
Meteorの基本的なAPIを紹介 前回は、Meteorプロジェクトのディレクトリ構造と、それらがMeteorによって実行時にどのように取り扱われるかを解説しました。それにより、MeteorはクライアントとサーバをどちらもJavaScriptで記述でき、コードの共有も非常に容易だということを明らかにしました。 今回は、「サーバとクライアントのどちらもJavaScriptで書ける」というMeteorの特色を示すような、Meteorの基本的なAPIについて解説します。 MeteorのコアAPI まずは最も基本的なAPIとして、以下の3つがあります。 Meteor.is_client 現在のコードがクライアント上で実行されている場合はtrue Meteor.is_server 現在のコードがサーバ上で実行されている場合はtrue Meteor.startup() アプリケーションの開始後に呼び
Meteorの実行環境 連載第2回では、Meteorアプリケーションの実行環境についてお話しします。 Meteorは、すべてをJavaScriptで書くことができるという利点を最大限に活かし、サーバとクライアントでコードを共有したり、サーバのコードをクライアントから呼び出すことができます。そうしたことを実現するには、今回の内容を理解しておく必要がありますが、幸いにも大して難しい話ではありません。 MeteorによるJavaScript/CSSの管理自動化 HTML/JavaScriptを用いたクライアントを作成する上で、いつも頭を悩ませるのがリソースの管理です。 大規模なアプリケーションともなると、JavaScriptやCSSが数十ファイルに上ることも珍しくありません。それらを通常の<script>や<link>で読み込むと、それらのファイルを読みこむごとにHTTPリクエストが発生するため
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