YAPC::Hakodate 2024での発表内容です。 https://yapcjapan.org/2024hakodate/
1. はじめに Google がChrome/89よりトライアルを開始しているFLoC (Federated Learning of Cohorts)技術に対して、現在多くの批判が集まっています。 批判の内容は様々な観点からのものが多いですが、以前より Privacy Sandbox に対して否定的な見解を示してきたEFFの批判「Google Is Testing Its Controversial New Ad Targeting Tech in Millions of Browsers. Here’s What We Know.」が一番まとまっているものだと思います。 これまで Privacy Sandbox 技術に関わってきた身としては、各種提案の中でFLoCは特にユーザへの注意が最も必要なものだと思っていました。しかし、これまでのド直球なGoogleの進め方によって、FLoCのトラ
前回、人工知能(AI : Artificial Intelligence)がF-16パイロットと模擬対戦した、米国防高等研究計画局(DARPA : Defense Advanced Research Projects Agency)の “AlphaDogifight” トライアルを取り上げた。ただし、結果だけ見て大騒ぎしてはいけませんよ、というのが今回のお題。 学習プロセスがキモ たぶん、“AlphaDogifight” トライアルに関するニュースを見て「AIが戦闘機パイロットに5:0で完勝した! もう有人戦闘機は時代遅れだ!これからはAIが操る無人戦闘機の時代だ!!」と吹き上がっている人が、そこここにいるのではないかと思われる。 でも、そういう人はたぶん、“AlphaDogifight” トライアルを実現するまでの流れや詳しい条件設定について見ておらず、結果だけを見ている。 なにも格闘戦
2020.11.11 「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #6 — 原価300ドルのオープンソースリアルタイムPCRマシン「Ninja qPCR」 Text by Takako Ouchi バイオテクノロジーに関連した作品は、Maker Faire Tokyoでたびたび見かけるが、Maker Faire Tokyo 2020では、原価300ドル(≒3万円)のリアルタイムPCRマシン「Ninja qPCR」が登場した。 PCRマシンを自作する 作ったのは久川真吾さん(以下、久川さん)、久川まり子さん(以下、まり子さん)。これまでもソフトウェア開発を本業としながらDIYでさまざまなものを作ってきた。二人が最初に作ったPCRマシンは、2018年6月完成の「Ninja PCR」。 Ninja PCR(2018年6月に完成) COVID-19の影響によって目にする機会が増えたが
北京地下鉄6号線に、スマート列車が登場して話題になっている。透明な窓が駅侵入時に大型ディスプレイに変わる、画像解析が行える防犯カメラなどが搭載されている。3年から5年で、営業運行することを目指していると北京社区報が報じた。 地下鉄の窓がディスプレイに 北京市内を東西に走る北京地下鉄6号線に、スマート列車が登場して話題になっている。 最も目を引くのは、55インチサイズの窓が、停車駅が近づくとディスプレイとなり、到着駅の3D構造図が表示される。走行時は透明で、普通の窓として外の風景が透けて見えている。 このスマート列車は、北京地下鉄と交控科技が2019年10月から共同研究している「首都スマート地下鉄」研究開発のひとつの成果。「スマート列車乗客サービスシステム」(T-IPSS : Train-Intelligent Passenger Service System)と呼ばれ、北京地下鉄6号線で試
見積OKの連絡とお願いを伝える 見積に対する僕からの返事は↓のような感じ。 (見積はOKです。金型を作る前の設計図データをチェックできますか?あと最初はサンプルとして30個だけ注文できますか) 金型の作成前に設計図データ(CADデータ)をチェックしたいということと、最初は少ないロットで注文したいとお願いする。 引き受けてもらえたのはありがたいが、正直なところ、ちゃんとしたものを作ってもらえるか心配だ。似たような事をしている人がいるか検索してみたが全く出てこなかった。中でも金型は一度作ってしまうと作り直しが利かないので、あらかじめ見せてもらう事にした。 この時にすっかり忘れていたが、最小発注個数(MOQ)もこの時点で確認しておくべきだった。 担当のウーさんも「最初は少ないロットで」と言う僕の要望に、「そうした方が良いです」と言ってくれた。 とても丁寧な対応 (添付のサイズはいくつですか、確認
わずか10日間で建設された新型肺炎専門病院に、24時間無人スーパーが開業した。アリババ傘下の企業がシステムを提供している。今回の新型肺炎流行で、「無接触小売」「無接触配送」という新しい言葉が生まれていると毎日経済新聞が報じた。 新型肺炎専門病院内にわずか5時間で開業した無人スーパー 2020年2月2日、10日間で武漢市に建設された新型肺炎専門の火神山病院が開院した。当日、敷地内に無人スーパーが開店した。店員はいなく、レジもない。商品をそのまま持ち帰れば、スマートフォンで自動的に決済されるというものだ。当然、24時間営業となる。 この無人スーパーは、湖北中百倉儲とアリババ傘下の淘鮮達が協働してオープンしたもので、わずか5時間で商品の搬入、システムの稼働が行われた。 入院患者に必要なものを買い物してもらうためのもので、消毒、衛生関連商品を中心に、インスタント食品、日用雑貨などが揃えられている。
杭州市オリンピックスポーツセンターで開催されたアリババ年会には6万人が参加をした。この6万人が整然と規制退場したのには、アリババが開発したスマートブレスレットがあったと技術小能手が報じた。 巨大施設の悩みは規制退場問題 アリババの20周年記念年会が、2019年9月11日に、浙江省杭州市の杭州オリンピックスポーツセンターで開催された。6万人のアリババ社員、関係者が集まり、ジャック・マー会長の勇退が発表され、また、この日はジャック・マーの誕生日でもあったため、お祝いのイベントが催された。 ところで、話題になっているのが、この6万人の参加者が、どうやって帰ったかだ。大型イベント施設が続々と誕生する中国で、退場の問題が次第にクローズアップされている。我先に帰ろうとするので、ボトルネックになる出入り口付近で渋滞をしてしまい、かえって退場するのに時間がかかるという状況が生まれている。 ブロックごとに退
2019年9月に、北京国家会議センターで開催された第18回北京国際航空展覧会に出品された無人潜航艇が注目を浴びている。動力は不要で、約5000kmを航行することができる。海南島から出発をさせれば、南沙諸島をカバーできると、話題になっていると兵工科技が報じた。 動力なしで5000kmを潜航。波の力で前進する この無人潜航艇を開発したのは、日照坤侖智能科技。このKLC-1型無人潜航艇は、全長3m、重量600kgで、最大水深6mまでの海面下を潜航する。 その最大の特長は、動力源が不要ということだ。5対の胸びれの角度を変えることにより、波の力を利用して前進をする。舵を取る、制御するなどに必要な電力は太陽光発電で供給をする。 速度は最大毎秒0.8mで、これは時速2.9kmとなる。しかし、最大航行距離は5000kmと長く、数ヶ月をかけて航行する。 ▲無人潜航艇の全体写真。全長は約3m。水面下を音も熱も
北京で開催された世界ロボット大会で、脳波を使って文字を入力する速さを競うコンテンストが開催された。優勝したのは、天津大学の大学院生で、1文字あたりの入力に0.413秒しかかからないという世界新記録を樹立したと新京報が報じた。 脳波入力のコンテストの記録は1文字あたり0.413秒 中国北京市では、2015年から世界ロボット大会が開催されている。中国科学技術協会、工信部、北京市政府などが主催をするもので、今年2019年で第5回目の開催となる。2019世界ロボット大会は、北京市大興区にある亦創国際会展センターで行われた。 このE館では、脳から直接文字入力をするコンテンストが開催され、天津大学の学生、魏斯文が、毎分691.55ビットの成績で優勝をした。これは英文を入力した場合、1文字あたり0.413秒に換算できるという。 ▲コンテストで優勝してインタビューを受ける魏斯文さん。天津大学の大学院生で、
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