アメリカのバイデン政権が、アフガニスタンで過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織に対して報復攻撃に踏み切ったことについて、現地で実権を握った武装勢力タリバンは、NHKの取材に対して「われわれは攻撃を認めておらず主権の侵害だ」と述べてバイデン政権を批判しました。 アフガニスタンの首都カブールで先週起きた、ISの地域組織によると見られる大規模な自爆テロを受けて、バイデン政権は自爆テロの計画に関わったとされる人物を狙って無人機で報復攻撃に踏み切ったほか、ISの地域組織に対する更なる攻撃も辞さない姿勢を示しています。 こうした中、アフガニスタンで実権を握ったタリバンの報道担当のムジャヒド氏は29日、オンラインによるNHKとの単独インタビューに対して、「われわれの領土で、アメリカが航空機を使って攻撃を行う権利はない。われわれは攻撃を認めておらず主権の侵害だ」と述べて、バイデン政権を批判しまし