力士の命名規則を審議する諮問機関「四股名運用見直し機構(SUMO)」は3日、四股名に絵文字の使用を認めるよう求める提言をまとめた。若者になじみの深い文字を取り入れることで、少子化による新弟子減少に歯止めをかけたい考えだ。 提言は使用頻度の高い絵文字約300種を四股名として使用を認めることを柱にする。アルファベットに先駆けて絵文字を採用するよう提案した理由について、「絵文字は日本発祥の文字であり、世界的にも『emoji』として広く認知されているため」と説明。実際の使用例として「🌱山」「霧🏝️」を挙げている。 絵文字導入の背景には、時代が進むにつれ、四股名に使われる漢字の重複が多くなり、力士の個性が演出しにくくなったことがある。昭和・平成期には「千代の富士」「曙」など、分かりやすい漢字を効果的に使った四股名の名横綱が誕生。だが、郷土や伝統を感じさせる頻出漢字が使い尽くされた結果、近年は「八
