2大会連続の銀メダルを獲得した平野歩夢(19=木下グループ)の父英功(ひでのり)さん(46)が、日刊スポーツに手記を寄せ、成長を支えた苦労などを明かした。 ◇ ◇ 息子たちは私の夢とリンクする存在だった。土地改良に関わる準公務員職を22歳の時に、辞めた。周囲からは「安定しているのに」と反対されたが、サーフィンのプロになりたかった。サーフショップを開き、何とかお金を工面し、県外のいろんな所を回っていた。 そんな生活をしている時に長男英樹と次男歩夢が生まれた。一緒にサーフィンをやろうと思ったが、英樹が溺れて、海が怖くなった。私がサーフィンをしているのを、家の前で兄弟でスケートボードで遊んでいた。自然とスノーボードにも興味を持つようになった。 いつしか息子たちを全力で応援していくと決めた。16年前、歩夢が3歳ぐらいの頃。日本海スケートパークを造った。東京に行かないと練習施設がない時代
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