アニメビジネスの今 今や老若男女を問わず、愛されるようになったアニメーション。「日本のアニメーションは世界にも受け入れられている」と言われることもあるが、ビジネスとして健全な成功を収められている作品は決して多くない。この連載では現在のアニメビジネスについてデータをもとに分析し、持続可能なあるべき姿を探っていく。 現在世界に流通しているアニメは、日本製と米国製(ハリウッド製)しかないと言えるだろう。もちろん、多くの国々でアニメ製作はしているが、日本に限らずこの両国以外の作品を日常的に目にする機会はほとんどない。いくら中国が世界で一番のアニメ生産国になろうとも、自国以外ではほとんど存在感を見出せない状況にある(「制作量は日本の2.5倍でも……中国アニメーション産業の光と影」)。 ネットで自由に視聴できる時代ということで(公式配信、違法配信の別はあるが)、国の枠を越えての視聴もあるはずだが、「中
![映像作品の原作はどこから? 日本アニメの半数以上はマンガ(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2eb108d4e979e25ed423935b3c9dde3e725e089f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttps%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_business.gif)