「中学を卒業すると同時にスカウトされてデビューして、進学もせずに夢中で働いてきましたから、正直、疲れてもいました。小さい頃に父をなくし、家業を閉めた時に残った借金がありまして、母も兄も、そして私も、その返済のために働かずにはいられない事情があったんですね。」 普通の青春時代を過ごすこともなく20代も後半に入った頃、気がつけば、お腹の中にはゲイリー氏の子供を身ごもっていました。つわりもひどくて仕事現場でも迷惑をかけそうになり、これはもう生活に区切りをつける以外にはないと、決断もできたそうです。 ご主人の仕事を手伝い「裏方」の世界を体験 マリブのビーチでふたりだけで挙げた結婚式。でもこの後のロス近郊での生活は、正直苦痛でしかたなかったとか。もともとアメリカに行きたいと考えていたわけでもなく、たまたま好きになった人がロスにいただけという理由での渡米。英語もできず、アメリカ生活に親しめる素養を積み