半年に1回のペースでモデルチェンジし、そのたびに何十機種もの製品を世に送り出す携帯電話業界。激しさを増す携帯電話業界の中で、最近になり特に存在感を示し始めているのが富士通だ。数年前までは「携帯電話メーカーとしての印象が弱かった」という富士通だが、今では端末の販売ランキングでたびたび上位にランクインするなど、その評価は確実に高まっている。 これは製品そのものの魅力が向上していることにほかならない。これを下支えしているのが、ブログを活用した施策「ケータイ会議」だろう。2007年末発売のモデルから計4回、期間にして1年半以上と、長期間続いている企画。ビジネスのヒントになる海外サイトを紹介するブログ「百式」で知られる田口元氏が企画に参加し、製品の感想だけでなくケータイ会議の施策そのものについてまでブロガーが議論し合うという点も非常に個性的な取り組みといえる。富士通モバイルフォン事業本部マーケティン