2月9日、日本マクドナルドは12カ月以内に433店舗を閉鎖することを2009年通期決算発表の場で明らかにした。マクドナルドの店舗数は国内で3715店(2009年12月31日時点)。 同社は09年、戦略商品「クォーターパウンダー」の全国販売を始め、平日ランチタイム限定セット導入やコーヒー1杯無料キャンペーンなどが奏功。外食産業が低迷するなか、2009年通期の全店売上高は5319億円(前年比2.6%増)、経常利益は233億円(前年比27.5%増)と好調。既存店売上高も対前年比1.1%増で、6年連続増となった。 そんななか、同社は「負の遺産の整理」(日本マクドナルド・原田泳幸会長兼社長兼CEO)に打って出る。閉鎖の対象となるのは、キッチンのキャパシティを拡大できず、全てのメニューを提供できない店舗や、ブランドを毀損する店舗、不適切なロケーションにある店舗、リモデルの投資効果が得られない店舗など。