バグダッド(CNN) イラクを訪問したブッシュ前米大統領に靴を投げつけたイラク人記者ムンタゼル・ザイディ被告の初公判が19日、バグダッドの中央刑事裁判所で開かれ、同被告は「米国のイラク占領に対する抗議だった」と証言した。 ムンタゼル被告は昨年12月にバグダッドで開かれた記者会見で、ブッシュ前大統領に両方の靴を投げつけて逮捕・起訴された。以来、公の場に姿を見せるのは2カ月ぶり。スーツ姿で真っすぐ前を向いて入廷すると、大きな拍手と歓声が上がり、外で待っていた家族や支援者が肩にイラク国旗をかぶせた。 靴を投げた経緯についてムンタゼル被告は、ブッシュ前大統領が会見でイラクでの功績を数え上げるのを聞きながら、殺されたり家族や家を失ったりした何百万ものイラク人のことを思ったと話した。 ムンタゼル被告は外国の元首に対する暴行罪で起訴されたが、弁護側は「暴行」ではなく「侮辱」罪に変更するよう申し立てている
バグダッド(CNN) イラクの首都バグダッドでブッシュ大統領が昨年12月14日開いた記者会見でイラク人のテレビ記者が罵詈(ばり)雑言を浴びせ、靴を投げて逮捕された事件に関連し、同国北部ティクリートで29日、この記者の行動をたたえ、放った「靴の像」の除幕式が催された。 像は故フセイン元大統領の故郷でもあるティクリートの孤児施設に飾られたもので、コンクリートの土台を持ち、全体の高さは3.5メートル。靴は長さ2.5メートル、幅1.5メートルとなっている。材料はファイバーグラス、銅を使っている。 イラクの彫刻家が制作、孤児たちも手伝った。制作費は5000米ドル(約45万円)。孤児施設の責任者は「像はジャーナリストによる英雄行為を思い出すための次世代への贈り物」「孤児たちはブッシュ(前大統領)の戦争の犠牲者だ」などと語った。 靴を投げ付け、外国賓客に対する暴行の罪などで起訴されたたムンタゼル・ザイデ
衆参両院の統合による一院制移行を目指す自民党有志の議員連盟(会長・衛藤征士郎元防衛庁長官)の総会が16日、党本部で開かれた。顧問の小泉純一郎元首相も出席し、「この議連を一院制への原動力にしたい」とあいさつ。次期衆院選での政権公約(マニフェスト)に盛り込むため、4月をめどに提言をまとめたいとの意向を表明し、了承された。 総会では、衛藤氏が(1)議員定数を現在の両院合計722から500に削減(2)選挙制度は都道府県単位の大選挙区制を採用(3)2019年に移行−するとの案を提示。来週以降、これをたたき台に議論を進めることを決めた。 【関連ニュース】 ・ 比例代表、民主に投票、自民のほぼ倍=内閣支持は18% ・ 消費増税時期、再検討を=自民有志 ・ 消費増税に高まる批判=付則明記、政局の焦点に ・ 「単独過半数」消える=民主活動案 ・ 渡辺氏の離党会見要旨
ワシントン(CNN) ブッシュ米大統領は12日、8年の任期終了を前にホワイトハウスで最後の演説を行い、任期中の誤りを認める一方で成果を強調した。 大統領はイラク戦争で米軍のバグダッド進攻を受け、米軍空母に「任務達成」(Mission Accomplished)の旗を掲げたことについて「明らかに間違いだった。誤ったメッセージを送った」と述べた。また、イラクで大量破壊兵器を発見できなかったことや、アブグレイブ刑務所の収容者への対応などに「失望した」と述べた。このほか、2004年の大統領選後に社会保障制度改革ではなく、移民政策の包括的見直しを実施するべきだったと述べた。 ただし大統領は、景気が減速するなかで雇用が52カ月連続で増えた点や減税など経済政策の成果を挙げ、「退任後に擁護するだろう」と語った。遅いと厳しく批判された大型ハリケーン「カトリーナ」被災地ニューオーリンズへの連邦政府の対応や、人
【ワシントン=有元隆志】オバマ次期米大統領は11日、ABCテレビ番組に出演し、ブッシュ政権下でテロ容疑者に行われた「水責め」を拷問と批判し、「私の政権では拷問はしない」と明言した。キューバのグアンタナモ米軍基地内のテロ容疑者収容所を閉鎖する方針も改めて示した。これに対し、ブッシュ大統領は同日放映のFOXテレビ番組で、「水責め」は米国防衛に必要だったと述べるなど、両者の主張は真っ向から対立した。 【写真で見る】オバマゆかりの地では… オバマ氏は「価値観と理想を守りながら、米国民を守ることは可能だ」と述べ、テロ容疑者への尋問方法を見直す考えを示した。オバマ氏が中央情報局(CIA)次期長官に、諜報(ちようほう)の専門家でないレオン・パネッタ氏を指名したのも、同氏がブッシュ政権下でCIAが行った尋問に関与していないためだ。 パネッタ氏は上院で承認されれば尋問方法の見直しなどに着手する。人権団
(CNN) ライス米国務長官は28日放送された米CBSテレビとのインタビューで、ブッシュ政権での経験を振り返り、国民はやがて「大統領の業績に感謝する時が来るだろう」と述べた。米国のイメージが悪化しているとの指摘も「それは事実でない」と一蹴(いっしゅう)し、同政権がたどった足跡に自信を示した。 長官はブッシュ大統領が直面してきた状況について、「第二次世界大戦後で最も厳しい時期だったのではないか」との見方を示し、そのなかで大統領が下してきた決断は「時を経て記憶にとどまるだろう」と述べた。 史上最低のレベルを記録している大統領の支持率に関しては、「悪いがこれは人気コンテストではない。きょうの見出しではなく歴史の判断に照らし、米国の国益のために良い道を選ぶのが政権の務めだ」と強調。イラクのフセイン政権打倒や中国、インド、ブラジルなどとの良好な関係を例に挙げ、「歴史がブッシュ政権に良い評価を下すだろ
(CNN) 来年1月20日に任期が切れるブッシュ大統領について、米国民の75%が同氏の退任を「うれしい」と受け止めていることが最新世論調査結果で26日分かった。惜しいとするのは23%だった。 調査はCNNとオピニオン・リサーチ社が共同実施した。クリントン前大統領が2001年1月に退任した時、「寂しくない」と応じていたのは51%で、逆の回答は45%だった。ブッシュ氏辞任を喜ぶ比率が際立って高いことを見せ付けた。 今回の調査で、ブッシュ氏を「史上最悪の大統領」としたのは28%、40%がひどかったとし、良い大統領だったとしたのは31%だった。ブッシュ氏は2000年の大統領選で、国家の団結を目指すと広言していたが、82%がこの公約は実現出来なかったと回答。実現したとするのは17%だった。CNNの世論調査担当者は「クリントン前大統領時代に米国の世論は分裂していたが、ブッシュ氏になってますます分裂した
ワシントン(CNN) コンドリーザ・ライス米国務長官が中東諸国から受け取った贈り物は過去1年で30万ドル(約2700万円)相当以上に上ることが、国務省が公開した年次贈答品リストで分かった。 同リストでは、大統領夫妻や閣僚が受け取った贈答品の一覧を公開。高額ギフト贈り主の筆頭はサウジアラビアで、アブドラ国王は6月、ルビーとダイヤモンド入りネックレスとおそろいのイヤリング16万5000ドル(約1500万円)相当を、ライス国務長官に贈った。 ライス長官にはヨルダンのアブドラ国王からも、エメラルドとダイヤモンドのネックレス、ブレスレット、イヤリングのセット14万7000ドル(約1300万円)相当が贈られている。 ただしこうした贈答品は職務規定に従って政府のものとなり、自分のものにすることはできないという。 サウジのアブドラ国王はローラ・ブッシュ米大統領夫人にも、8万5000ドル(約770万円)相当
クリスマスシーズンもたけなわ、米国からカナダ、南米諸国へと、街角も煌びやかなイルミネーションで飾られた。歴史的には、現代の世界的なクリスマスの華やかさの源は、16世紀から17世紀にかけて米東部に移住したオランダ人の文化や生活にあったといわれる。 ただ、米国では、宗教的な中立性を重んじ、「ハッピーホリデー」や「ホリデーツリー」という言葉も使われる。欧州に比べると、歴史の浅い移民国家らしい傾向だ。その米国で、ひときわ感慨深い思いでいるのが来年1月に退任するブッシュ大統領だろう。 8年間、政権は苦境の連続にあっても一年で一番楽しいひとときをワシントンのホワイトハウスで一家とともに過ごしてきた。今年も12月に入るや、ホワイトハウスの中はクリスマスの装飾でいっぱいになった。ローラ夫人によると、今年のテーマは「赤と白と青」と、星条旗の色合いが基調という。子供たちも招いたパーティーで大統領もなごんだ。
12月14日、イラクを電撃訪問したブッシュ大統領は、マリキ首相との共同記者会見中にイラク人記者から靴を投げつけられた。投げられた靴をうまく躱してみせたブッシュだが、落ち着き払って靴を払い落とそうとブッシュの前に手を広げたマリキ首相の態度に比較すると、合衆国大統領はずる賢い小心者にしか見えず、しかもそれが映像に残ってしまった。まさしくブッシュ政権8年間を象徴する事件である。 靴を投げたのは、エジプト本社の衛星放送局アル・バクダディアのイラク支社に勤めるテレビレポーター、ムンタデル・アル・ザイディ氏(29歳)。事件後、彼はアラブ社会で英雄として賞賛されており、無罪放免を求める声はいよいよ高まっている。(もちろん、イラク国内では客人のもてなしとしてふさわしくないと、記者の行為を批判する声もある) サウジアラビアでは、或るお金持ちが記者の投げた靴を1つ1,000万ドルで買い取ると新聞に発表した。リ
ジェイ・レノ:「昨日、バラク・オバマ次期大統領は、“ミート・ザ・プレス”に出演した際に、経済について“回復するまでは悪化するだろう”と発言しました。ああ、選挙は終わったんだなあと実感できますねえ。選挙前のこと憶えてる?“The audacity of hope!(大胆な希望)”!“Yes, we can!(私たちには出来る)”“A change we can believe in!(私たちの信じる変革)”だったけど、今じゃ“We’re all screwed.(みんな騙された)”。」ジェイ・レノ:「クリス・ドッド上院議員は、救済策の条件として、GM社CEOは辞職すべきだと発言しました。議員の感覚では、巨額の負債を抱えて、アメリカ国民の望むものを提供できないのなら、辞職すべきだというんです。ちょっと待てよ、ドッド議員はどうやって今の地位を維持してきたんだ?」ジェイ・レノ:「USAトゥデイ紙に
2013年08月(2) 2013年07月(5) 2013年06月(6) 2013年05月(10) 2013年04月(13) 2013年03月(10) 2013年02月(8) 2013年01月(9) 2012年12月(8) 2012年11月(7) 2012年10月(6) 2012年09月(14) 2012年08月(9) 2012年07月(11) 2012年06月(9) 2012年05月(13) 2012年04月(17) 2012年03月(10) 2012年02月(9) 2012年01月(15) 2011年12月(16) 2011年11月(9) 2011年10月(13) 2011年09月(14) 2011年08月(16) 2011年07月(14) 2011年06月(13) 2011年05月(13) 2011年04月(16) 2011年03月(18) 2011年02月(17) 2011年01月(
「一緒になれないなら死ぬ」知的障害の2人は、反対を乗り越え62歳で結婚した 障害は重度だが「幸せ」な夫婦も
地方紙を含めほぼ全ての新聞社が、ブッシュ大統領が1日のABCテレビの番組で、大統領としての8年間を振り返り「大統領の職にあった中で最大の痛恨事は、イラクに関する情報の誤りだった」「私は戦争への心構えができていなかった」と悔やみ。イラクからの早期撤退を求める世論については「私は戦争を望んでいたわけではなかった」と弁明したことを報じています。 以下は主要各紙の該当記事を販売部数順に並べたもの。(引用部分はすべて最初だけです。) ■読売新聞 ブッシュ大統領、イラク諜報活動失敗を“痛恨事”にあげる http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081202-OYT1T00633.htm?from=navr 【ワシントン=本間圭一】「私には戦争の準備が出来ていなかった」。ブッシュ米大統領は1日放映された米ABC放送とのインタビューで、2期8年間の「痛恨事」として、200
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く