米国時間の10月24〜27日にロサンゼルスで開催されたAdobe Systems(Adobe)の年次カンファレンス「Adobe MAX 2010」において、注目されたテーマのひとつが「HTML5」と「Flash」との関係だった。 ウェブ体験にリッチさを付加するAdobe独自の技術として強化されてきたFlash。一方で、業界標準の技術として進化を続け、これまでFlashでしか実現できなかったようなビデオ配信やアニメーションのような表現をブラウザのみの環境で実現するべく強化されたHTML5とCSS3(JavaScript)。今年のAdobe MAXでは、「HTMLとFlashは相互補完的なもの。Adobeとしては、両者の発展に対して引き続き注力していく」というスタンスが改めて示された。 今回、Adobe MAXの会場で、同社でFlashとHTMLの技術および製品に関わるエンジニアリングバイスプ