東京23区からは、1日あたり約9,000トン(2006年度 年間約333万トン、2007年度 年間約322万トン)ものゴミが発生している。毎日毎日これだけ排出されているゴミは、最終的にどこへ行くのかご存じだろうか。「東京湾の『夢の島』に埋めてるんでしょ」と考える方もいると思うが、その答えは一部正解で、一部は正しくないと言える。 正解なのは、東京湾に埋め立てられているという部分である。 23区から出る可燃ゴミについては、各区の清掃工場で焼却され、焼却後の灰は「スラグ」と呼ばれるガラス状の物質に加工された後、建設材料などに使われる。しかし、生成されたスラグは必ずしもすべて消費されるだけの需要があるわけではないので、余ったものは東京湾に埋め立てられる。 不燃ゴミ・粗大ゴミは、そのまま処分すると容積が大きいため、破砕などを行ってカサを減らす「中間処理」と呼ばれる工程を経た後、やはり東京湾に埋め立て
京都議定書の温室効果ガス削減計画を達成するため、2005年から政府が主導となって実施されている地球温暖化防止国民運動「チーム・マイナス6%」。ほとんどの人がその名称を目にしたことがあり、生活の中でエネルギーのムダづかいを減らし、CO2(二酸化炭素)削減の取り組みを実践している人もいるだろう。 日本の温室効果ガス排出量 2006年度における日本の温室効果ガス排出量は基準年(1990年)比6.2%増。京都議定書の約束を達成するには、森林吸収源対策や京都メカニズムでの削減分を差し引いても、2006年度比6.8%の排出削減が必要だ。出典:環境省 地球環境局 国民生活対策室 資料 しかし、温室効果ガスの排出を減らしたほうが良いということはわかっていても、当然のことながらゼロにすることはできない。化石燃料などの資源の消費なくして現代の生活は成り立たないし、そもそも人間を含めた動物はすべてCO2を吐き出
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く