客電が消え照明が艶かしくステージを照らす中、プリミティブで躍動感あるサウンドとコーラスが、ジャングルのような賑やかな空間を作り出した。スモークが勢いよく吹き出し期待感が最高潮に達した時、センターステージから越智志帆が現れ、オーディエンスの驚きの声はすぐに大歓声へと変わった。オープニングを飾ったのは、「タマシイレボリューション」。360度ほぼファンに囲まれたステージで繰り出すパワフルな歌声と存在感は、“圧巻”という言葉がぴったり。超満員のオーディエンスを早くも心ひとつにした。 この日、ステージには通常のバンドメンバー以外に、ホーン隊とコーラス隊も加わり、総勢17人のスペシャルメンバーで構成。志帆は花道を通ってメインステージへ。管楽器の華やかなイントロからジャズファンクナンバー「Fly To The Moon」へと続いた。最新アルバム『Mind Travel』で観せた新たなアプローチの1曲であ