静岡銀行は2016年4月12日、自行のサービスを外部事業者が利用できるようにする銀行API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の公開を始めた。具体的な利用企業としてマネーフォワードが、同行のインターネットバンキング(IB)を利用する顧客向けの資産管理サービス「マネーフォワード for 静岡銀行」の提供を開始した。NTTデータが提供する個人向けIBサービス「AnserParaSOL」のAPI連携機能を活用し、静岡銀がマネーフォワードに対してAPIを公開。それぞれのサービスを連携させる。銀行が外部事業者向けにAPI公開に踏み切るのは、住信SBIネット銀行に続き国内2例目。「AnserParaSOL」の利用行は約70に上り、他行が追随する可能性がありそうだ(図)。 銀行APIとは、残高照会や入出金明細といった銀行サービスを外部事業者向けに公開するための仕組みである(関連記事:銀行