「どのような仕事をしているのですか」。こう質問されたら本欄を御覧になっている読者の皆様はどうお答えになるだろうか。尋ねてきた相手がご両親、あるいはご子息であったなら、聞き慣れない片仮名や英語を使って説明するわけにはいかない。普段の会話に出てくる日本語だけで仕事の内容を語るにはどうすればよいか。時には、このようなことを考えてみると頭の体操になるはずだ。 筆者はある主張を世の中に広めるための会を主催し、会長を務めている。ただし会員はまだ一人しかいない。六月まで東京海上日動火災保険で常務を務められた横塚裕志氏である。その横塚氏は東京海上で三十六年間、ほぼ同一の仕事に従事し、五月の半ばに、その仕事の素晴らしさを訴える講演をされた。大変楽しい講演であったので、筆者が編集長を務めている雑誌に講演内容を掲載した(講演内容はこちら)。 「大好きです」と横塚氏が述べた、その仕事は片仮名で表記されたり、英文字
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