PHSは高校生のお小遣いでも払える基本料金と公衆電話とあまり変わらない通話料で、当時ポケベルユーザーだった若者たちから支持を集めました。
ソフトバンクとウィルコム沖縄は19日、個人向けのPHSサービスを2020年7月末で終了すると発表した。携帯電話に押されて利用者が減少し、回復が見込めないためだ。現在国内でPHS事業をしているのは両社だけで、1995年に始まった同サービスが四半世紀で幕をおろす。 サービス終了後はPHSサービスは利用できないが、同じ番号のまま携帯電話やスマートフォンに移行できる。法人向けには、PHSの通信網を使って自動販売機などのデータを集めるサービスは続けるが、19年3月で新規の受け付けは終える。 PHSは「Personal Handyphone System」の略称。95年7月にNTTパーソナル(現NTTドコモ)とDDIポケット(現ソフトバンク)がサービスを始めた。大半が「070」で始まる番号だ。 当初は携帯電話に比べて通話料が安く、若者を中心に「ピッチ」の愛称で人気を集めた。当時の携帯がつながりづらかっ
ソフトバンクは2017年4月20日、ワイモバイルブランドで展開しているPHSの新規受付やPHSへの機種変更を来年3月31日をもって停止すると発表した。それ以降はPHSの新規契約ができなくなる。20年以上にわたってサービスを続けてきたPHSは携帯電話業界にどのような影響をもたらしてきたのか。 レコチョクの「着うた」サービスの終了、NTTドコモのiモード対応端末の出荷終了など、2016年はスマートフォン以前に全盛を極めたサービスが終了するニュースが相次いだ。そして2017年に入り、新たにサービスの終了を迎えようとしているのがPHSだ。 2015年以降新製品が出ていなかったPHS ソフトバンクとウィルコム沖縄は4月20日、ワイモバイルブランドの「ケータイプラン」「ケータイベーシックプラン」など、PHS向けに提供されている料金プランの新規受付および変更、PHS端末への機種変更受付を、2018年3月
ソフトバンクは、2月24日からワイモバイルPHSで使用していたメールアドレスをそのまま利用できるサービスを開始する。 対象となるのは、Dual PHSを含むワイモバイルPHSからiPhone、SoftBank スマートフォンへ番号ポータビリティ(MNP)した場合。引き継げるメールアドレスの種類は「xxx@xx.pdx.ne.jp」「xxx@willcom.com」「xxx@y-mobile.ne.jp」で、引き継ぎはソフトバンクユーザー専用サイト「My SoftBank」で行う。手続き方法などの詳細は後日ホームページで公開する。 なお、2月23日以前にワイモバイルPHSからソフトバンクへMNPを利用したユーザーも対象となる予定だ。 関連記事 ソフトバンク、MNPで通信料割引やTポイントなどの特典を受けられる「のりかえ割」実施 ソフトバンクモバイルが、「iPhone 6」や「iPhone 6
ウィルコムは12月11日、イー・アクセスと合併後も「だれとでも定額」などのPHSサービスを継続して提供することを改めて告知した。3日の合併報道後、ユーザーから今後のPHSサービスに関する問合わせが相次いだことから、重ねて案内を行なったもの。 2社の合併は、イー・アクセスがウィルコムを吸収する形で行なわれる。法人としてのウィルコムは消滅するが、提供中のPHSサービスは存続する。ウィルコムでは、「両社の強みを生かして、お客さまによりご満足いただけるサービスを展開してまいりますので、ぜひご期待ください」としている。 関連記事 イー・アクセスがウィルコムを吸収合併、2014年4月に新会社 ソフトバンクグループのイー・アクセスとウィルコムが、合併して2014年4月に新会社としてスタートすることを発表した。 石川温のスマホ業界新聞:3キャリア間通話定額開始で見えてきた3社統合構想――現実味を帯びてきた
ソフトバンク傘下のイー・アクセスとウィルコムは12月3日、両社の合併を発表した。イー・アクセスが存続会社としてウィルコムを吸収合併し、新会社として2014年4月にスタートする。 新会社はイー・アクセスの無線通信事業と固定通信事業、ウィルコムのPHS事業を引き継ぎ、市場拡大が見込まれるスマートフォン市場に注力する。9月末時点の契約者数はイー・アクセスが約440万人件、ウィルコムが約570万件で、合併後のユーザー規模は約1000万件になる。 社名やブランド名の存続については未定で、“イー・アクセス”や“イー・モバイル”、“ウィルコム”といった名前が消える可能性もある。新会社の社長には現イー・アクセス代表取締役社長のエリック・ガン氏が、また副社長には現ウィルコム執行役員で営業統括マーケティング本部長の寺尾洋幸氏が就任する予定。そのほかの経営体制についても未定となっている。 ウィルコムは2010年
ソフトバンクは3日、イー・アクセスとウィルコムの両子会社を来年4月1日付で合併させると発表した。イー・アクセスを存続会社とし、同社社長のエリック・ガン氏が合併後も代表取締役社長を務める。 両社とも、携帯電話3社の対抗勢力として事業を進めてきたが、ともに経営難となり、ソフトバンクグループ入りして経営状況が回復し、落ち着いていた。 ソフトバンクでは、携帯3社の対抗勢力という両社の似た立ち位置を踏まえ、店舗での相互協力体制を敷くなど、提携・統合をうかがってきた。 唯一のPHS事業者であるウィルコムは1994年設立で社員数850人。2010年2月に会社更生法を適用申請後、ソフトバンクがスポンサー企業となり、今年7月に更生手続きが終了、再建した。資本金は1億5千万円。 一方のイー・アクセスは携帯電話サービスの「イー・モバイル」と固定通信サービスを行っているが、ソフトバンク傘下に入った。1999年11
ウィルコムがまた面白い端末を発売した。2013年11月14日に発売した京セラ製のフィーチャーフォン(従来型携帯電話機)「WX12K」である(関連記事)。最近はスマートフォンばかりがもてはやされ、フィーチャーフォンは存在感が薄い。日本で独自に進化したため「ガラパゴス」と揶揄された、いわゆるガラパゴス携帯(ガラケー)は、過去の遺物と考える人もいるだろう。
Bluetoothでスマートフォン連携を強化、テザリングにも対応する──「WX12K」:防水防塵にも対応 ウィルコムは、11月6日に京セラ製のPHS「WX12K」を発表した。出荷開始は11月14日の予定だ。WX09Kの後継となるモデルで、本体サイズは約50(幅)×110(高さ)×16.4(厚さ)ミリで、重さは約113グラムになる。 →スマホ連携で“2台目”に最適な防水・防塵対応PHS「LIBERIO 2 WX11K」 →ウィルコム、迷惑電話を判別するサービスなどをPHS向けに提供 11月14日から 本体はIPX5とIPX7の試験をクリアする防水性能と、IP5Xの試験をクリアする防塵性能を有するほか、米国防総省が求めるMIL規格に相当する耐衝撃性能も持つ。また、カラーバリエーションとして、「ブラック」「ネイビー×ゴールド」「ピンク」「シルバー」「ホワイト×ゴールド」を用意する。 メインディス
ウィルコムは、京セラ製のストレート型PHS「LIBERIO 2 WX11K」を11月14日に発売する。「LIBERIO WX03K」の後継機で、防水・防塵・耐衝撃性能を備えるほか、スマートフォンとBluetooth連携できる「スマートフォンリンク機能」を搭載した。連続待受時間も、700時間から790時間に伸びた。 →防水防塵にも対応:Bluetoothでスマートフォン連携を強化、テザリングにも対応する──「WX12K」 →ウィルコム、迷惑電話を判別するサービスなどをPHS向けに提供 11月14日から スマートフォンリンク機能では、WX11Kを子機にしてスマートフォンあての着信を受けたり、スマートフォンの番号でWX11Kから発信したりできる。また、親機としてBluetooth対応のヘッドセットと接続してPHSによる通話もできる。iPhoneでもリンク機能が使える。 センターキーの周りには高級
携帯電話とPHSで電話会社をかえる時も、それまでの電話番号をそのまま使えるようになる。総務省が2日、制度を変えるための手続きに入った。来年10月にもスタートする見通しだ。 今はPHSは「070」、携帯電話は「080」や「090」から始まるが、どちらかに乗り換えてもそのまま番号を使える。番号だけでは区別がつかなくなるため、PHSにかけた場合は呼び出し音の前に「ププープー」という識別音が鳴るようにする。PHSの電話サービスを提供しているのはウィルコム1社で、契約数は約527万件(今年8月末現在)という。 関連記事「070」11月から携帯でも 番号不足に対応4/3レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース
1日付で会社更生手続きが終了したPHS大手「ウィルコム」。一時は存続も危ぶまれる経営難に陥っていた同社だが、ソフトバンクの支援により約3年半で復活。意欲的な新製品と新サービスで、一気に逆襲に出た。月額1980円(キャンペーン終了後は2980円)という他社の半額以下となるパケット定額料金を設定し料金戦争を仕掛ける。同時に、最大の売りである「だれとでも定額」を他社のスマートフォン(スマホ)ユーザー向けにも提供。他社の音声通話収入を奪い取る積極的な攻撃も繰り出してきた。一方、グループ間でのシナジー効果で、ウィルコムを卒業するユーザーをソフトバンクへ誘導する戦略的な青写真も描いている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く