【変更履歴 2018年2月15日】当初の記事タイトルは「いまなぜHTTPS化なのか? 技術者が知っておきたいSEOよりずっと大切なこと ― TLSの歴史と技術背景」でしたが、現行のものに変更しました。現在GoogleではWebサイトのHTTPS対応と検索結果の関係を強調しておらず、本記事の趣旨の一つにも本来は独立した問題であるSEOとHTTPS化を関連付けるという根強い誤解を解くことがありますが、当初のタイトルではかえってSEOとHTTPSを関連付けて読まれるおそれがあり、また同様の指摘もいただいたことから変更いたしました。 HTTPとHTTPSは、共にTCP通信上で動作します。したがって、いずれもTCPハンドシェイクで通信を開始します。 HTTP通信の場合には、このTCPハンドシェイク直後に、HTTPリクエストとレスポンスのやり取りが始まります。このHTTPのやり取りは平文通信であり、途
こちらは改訂前の旧版のページです。改題第2版の商品ページをご覧ください Webセキュリティ解説の決定版 "Bulletproof SSL and TLS" の全訳(原書2017年版へのアップグレード済み) Ivan Ristić 著、齋藤孝道 監訳 520ページ B5判 ISBN:978-4-908686-00-9 電子書籍の形式:PDF 2020年7月4日 第1版第5刷 発行(原書2017年版アップグレード対応済み) 本サイトにてユーザ登録のうえ購入いただくと、原著改訂第2版に収録されるTLS 1.3の解説章を付録として含んだ特別版PDFがお読みいただけます 現代生活を支えるネットワークにとって、通信の暗号化は不可欠の機能です。しかし、実際のインターネットで暗号化通信を利用できるようにするには、暗号化アルゴリズムの知識だけでなく、セキュリティプロトコルとその実装技術、さらに、基盤となる信
ごめんなさい、書いてたら長くなってしまいました。長文嫌いな方は避けて下さい。 鹿野さんの名前を間違えてました。大変失礼しました。(_O_) 1. はじめに。日本語翻訳版刊行によせて、 昨年10月、Vさんから 「 Bulletproof SSL and TLS 翻訳本のレビューします?時雨堂が出資してる出版会社が翻訳権を勝ち取ったのです。」 とお誘いを受けたのが、そもそもの始まりでした。 「とうとうあれの日本語翻訳が出るのか、でもホント大丈夫か? 内容の濃さもさることながらあの分量とクオリティ、記述の正確さや厳密さに対して特に高いものが要求されるセキュリティ分野。しかも初心者向けではないエキスパート向け。この本の翻訳を出すとは… なんと大胆、少し無謀なことではないか?」 との思いが正直頭をよぎりました。 自分もちょうど17年半勤めた前職を辞めて転職した直後。新任早々こんなことしても許されるの
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