後述するような事情でこの映画は制作費がとても少なく(229,575ポンド)、城のセットに本物の城跡(ドゥーン城やストーカー城など)を使用したり、実写の代わりにアニメを用いたり、役者やセット、更に城跡も細かくカット割りして何度も使い回したりしている。 モンティ・パイソンのメンバーの1人であるテリー・ジョーンズは中世の歴史学研究家であり、コメディ映画にもかかわらず、装飾性を排した騎士たちの衣装はアーサー王伝説を扱った映画の中で最も時代考証が正しい映画とも言われている。なおジョーンズは「アーサー王は10世紀頃の人物ということになっているけれど、『アーサー王物語』が成立したのは14世紀頃のため、その時代の服装を採用した」[1]と語っている。 予想以上のヒットとなってメンバーは胸をなで下ろした、この作品の直後に公開されたまじめなアーサー王映画の上映で爆笑が起きた、などの逸話がある。 2005年には、