平安時代に長編小説「源氏物語」を執筆した紫式部の人生を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」。源氏物語の誕生と宮廷の権力闘争を軸に、まひろ(後の紫式部、吉高由里子)と藤原道長(柄本佑)の強い絆が描かれた。7年ぶりの女性主人公、しかも平安時代が舞台と異色の「文学大河」として注目された。大河ドラマはフィクションと史実のバランスも課題となるが、紫式部の人生はわからないことも多い。時代考証を担当した、国際日本文化研究センターの倉本一宏さんにドラマの舞台裏を聞いた。 「作る人は大変」と思っていたら《12月15日に全48回の放送を終えた》 終わってほっとしたところです。大変なこともありましたけど、なんとか最後まで完走した。恋愛フィクションパートと史実パートに分かれたとして、恋愛パートが好きな人が多いと思っていたんですが、史実に基づく部分が好きな人もそれなりにいたので安心しています。 《光る君への制作発表は2