「ジャンボタニシ放飼は止めて!」。農水省がX(旧ツイッター)で注意喚起に乗り出した。交流サイト(SNS)上に、水稲の苗を食害するスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)を水田にまく様子を収めた投稿があり、問題視する声が2月末ごろから続出。今回の投稿につながった。 ジャンボタニシは南米原産の淡水巻貝の一種。稲の苗を食害するが、苗がある程度の大きさになると水田内の他の雑草を食べることから、定着してしまった地域では水田雑草の除草に利用する場合があるという。 ジャンボタニシをまく様子を投稿した人も、除草が目的だったとみられるが、農水省の植物防疫課は「除草のためでも、まくのはやめて」と強調。ジャンボタニシは繁殖力が強く、自力であぜを乗り越えることができるため、近隣の水田に広がる恐れがあるという。 農水省がXに投稿したジャンボタニシの被害が出た水田の写真(農水省提供) 被害が出ている産地は、秋に殺貝効果のあ
4月はカラスの活動が1年のうちで最も活発になる時期で、ごみ袋を食い荒らされる被害も多発しています。防鳥ネットを被せたりごみ容器の中に袋をしっかり収めたりするなど、さまざまな方策がなされていますが、「カラスは賢い」といわれ、効果が上がらないこともしばしばです。 そんななか、「カラスは黄色が苦手」という話が伝わり、黄色いごみ袋や防鳥ネットを愛用している人も多いと聞きます。果たしてそれは、本当なのでしょうか。 「カラス博士」と称される宇都宮大学の杉田昭英名誉教授の研究室で博士(農学)を修得した同大特任助教・株式会社CrowLab(クロウラボ、本社・栃木県宇都宮市)の塚原直樹代表取締役によると、「カラスは優れた色覚を持っていて、人間よりも色を見分ける能力が高い」そうです。 「人間の目は、赤・緑・青の波長の光に強く反応する3種類のセンサーを持っているため3原色で見ていますが、カラスは、近紫外線も加え
大阪湾では、先月(1月)からクジラの目撃情報が相次いでいましたが、19日、大阪・堺市の港で死んでいるのが確認されました。 大阪府は、掘り出して骨格標本として活用できることなどから、一時的に埋設する方針を決めました。 大阪湾では、体長13メートル余りのマッコウクジラとみられるクジラが、先月から、兵庫県西宮市の沿岸や、大阪・岸和田市の沖合、それに、大阪・関西万博の会場となる夢洲周辺などで確認されたあと、堺市の堺泉北港にとどまったままになっていました。 18日夕方、民間の船から海上保安庁に「クジラが動いていない」という通報があったことから、大阪港湾局の担当者が、19日午前、専門家とともにクジラの状態を調査した結果、死んでいるのが確認されました。 これを受けて、大阪府は、クジラの対処方法について検討する会議を開き、▼解体する必要がなく現場での作業が短期間で済むことや、▼1年から2年後に掘り出して骨
国内への輸入が制限されているインコなどをタイから密輸しようとしたとしてペットショップの経営者が警視庁に逮捕されました。 逮捕されたのは、東京・板橋区の鳥類販売店「ペットショップアイランド」を経営する関口正幸容疑者(69)です。 警視庁によりますと、去年8月、国に届け出を行わないと輸入できないインコなど7羽や輸入が禁止されている果物のマンゴスチンをタイから密輸しようとしたとして、感染症予防法違反などの疑いが持たれています。 7羽のうち、「ルリゴシボタンインコ」や「マメルリハインコ」など6羽は絶滅のおそれがあるとしてワシントン条約で国際的な取り引きが規制されている種だったということです。 インコを新聞紙を詰めた段ボールなどに隠し、一部は手荷物として機内に持ち込んでいましたが、税関の職員が羽田空港の検査場で見つけ、通報を受けた警視庁が捜査していました。 調べに対し、「自分で飼育して繁殖させたかっ
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