※この物語はフィクションであり、登場人物、企業・団体、作中のキャラクターの思想などは完全に架空のものです。作者の人格の投影でもありません。ただし電子書籍化に関する方法は実際に行われたものです。 「金は欲しいが働きたくないのじゃー!」 六畳一間の狭いアパートの中、目減りしていく通帳の残高を見て、獣耳巨乳ロリ吸血鬼フリーターなろう作家の少女は叫んだ。 少女は金髪碧眼で頭に獣耳(コウモリの耳であり、遠目にはデカイ黒リボンのように見える)がついており、もんぺに和服を普段着としているだけのどこにでもいる木っ端吸血鬼小説家である。 普段まともな仕事にはついていない。そもそも長寿の吸血鬼であるので、戸籍こそギリギリ持っているのだが大抵の仕事は年齢制限に引っかかってしまう。ついでに労働意欲も殆どなかったが。なにせ吸血鬼なのに最低金額だが年金まで貰っている。 しかしながら吸血鬼とて血を吸っていればのんびりと