学歴別の犯罪率はタブーなのか? 日本は、学歴社会といわれます。 学歴社会とは、地位や富の配分に際して、学歴がモノをいう度合いが高い社会のことです。 日本がそうであることは、誰もが知っています。たとえば、私と同じ30代後半の男性有業者の平均年収を学歴別に出すと、中卒が315.6万円、高卒が386.4万円、大卒が572.2万円です(総務省『就業構造基本調査』、2012年)。正社員比率が学歴で違うことも影響しているでしょう。既婚率(結婚チャンス)も、学歴によってかなり違っています。 こういうデータは回を改めて紹介するとして、今回ご覧に入れるのは、学歴別の犯罪率です。 学歴社会・ニッポンでは、高学歴者が多くの報酬(称賛や敬意といった非金銭的なものも含む)を得ますが、低学歴者はその逆です。そうである以上、犯罪率の学歴差は大きいのかどうなのか。 この手のデータはタブー視されているのか、あまり明らかにさ