来日したウェス・アンダーソン監督にインタビュー[映画.com ニュース] 独自の世界観とストーリーテリングで世界を魅了してきたウェス・アンダーソン監督が、日本を舞台にした長編ストップモーションアニメ「犬ヶ島」を引っさげ、13年ぶりに来日。かねて黒澤明監督をはじめ日本の巨匠たちからの影響を公言してきたアンダーソン監督が、自身の作品づくりに共通する“日本の美”の魅力を語った。 舞台は20年後の日本、架空都市ウニ県メガ崎市。小林市長は、大流行する“ドッグ病”対策としてすべての犬をゴミの島“犬ヶ島”に隔離する。12歳の少年・小林アタリは、愛犬スポッツを探すためたったひとりで犬ヶ島に降り立った。そこで出会ったチーフ、レックス、キング、ボス、デュークという勇敢で心優しい5匹の犬たちと、スポッツを探す旅に出る。その頃、メガ崎では、ドッグ病の治療薬を開発していた渡辺教授を代表とする“親犬派”と、市長が先陣