ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動して来た近藤駿介の政治・経済・金融市場等に関する放談ブログです。 「米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは3日、参院で野田佳彦首相に対する問責決議が可決し、赤字国債発行法案の今国会中の成立が絶望的になっていることを踏まえ、『政治停滞は日本の信用力悪化につながる』とのコメントを発表した。 赤字国債法案が成立しなければ地方交付税の遅延を招き、『地方自治体が支出を抑制し、経済成長が阻害される』と指摘。与野党の膠着打開には政治的な指導力が不可欠とし、『このままだと市場は日本国債にリスクプレミアムを要求する』と国債利回りが急上昇することへの警戒感を示した」 格付け会社のレベルを露呈するような報道であった。日本の国債発行残高が多過ぎることに警鐘を鳴らし続けてきた格付け会社ムーディー