日本維新の会の兵庫県議3人が、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に情報提供した問題は、維新のガバナンス不全を改めて印象づけた。 情報提供は、パワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された斎藤元彦知事の失職に伴う出直し知事選のさなかの行為。しかも立花氏本人が候補者の一人で、斎藤氏を支援する選挙活動を展開していた。 3人の「暴走」は、なぜ止められなかったのか。 <関連記事> 深掘り:維新県議ら次々と関与認める 兵庫知事選で何が? 「(ユーチューブ番組の)『ReHacQ(リハック)』でしゃべります」 19日午後、維新県議団幹部のスマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」に、維新の増山誠県議(46)からメッセージが届いた。 増山氏は、斎藤氏らの疑惑を究明する県議会調査特別委員会(百条委)の委員を務めていた。非公開で開かれた2024年10月25日の証人尋問の録音データを立花氏
