欧州諸国は北アフリカ・中東諸国から殺到する難民・移民への対応で苦慮しているが、欧州に避難する難民・移民たちを「トロイアの木馬」と見なし、欧州のイスラム化に対し脅威を感じる声が出始めている。 ▲「トロイアの木馬の行進」ジョヴァンニ・ドメ二コ・ティエポロ画(ウィキぺディアから) 「トロイアの木馬」とは、ギリシャ神話に出てくる戦争道具で、トロイア戦争でトロイア軍を壊滅させるうえで大きな役割を果たした。ギリシャ神話の英雄、オデュッセウスの提案に基づき、トロイア軍を騙すために大きな木馬を作り、その中に兵士を隠し、トロイア軍兵舎に送り込んだ。トロイア軍兵士が戦いに勝利したと思って祝賀をあげ、酔って眠ったところ、木馬から兵士が飛び出して、トロイア軍を壊滅させたという話から、敵軍を騙す戦略として「トロイアの木馬」という表現が使われる。 そして21世紀の欧州で「トロイアの木馬」が展開されているというのだ。多