このコラムでは、「地方を活性化する際のヒント」になるようなトピックをとりあげ、読者の皆さんとともに考えていくことを一つの基本スタイルにしています。 さて、今回も地方を考えるうえで、ぜひ読者の皆さんにお伝えしたい重要なことがあります。それは撤退戦略についてです。地方活性化事業の基本計画などを見ると、もし失敗したときの撤退戦略について書かれているものは皆無といっていいほどです。本当にまったくないのです。 計画の初期段階から責任の所在が不明確 これはどういうことでしょうか。撤退戦略とは、「ある事業がこういう条件を満たさなかったら中止、当初の計画である、この水準を下回ったので撤退する」という要件を入れることなのですが、これがまったくないということです。 地方自治体などの事業をウォッチしていると、「最初は活性化を目的に始まった事業が途中からうまくいかないことが判明し、事実上計画は失敗している」という
晴天の価値 2月中旬に出張で千葉へ行った。5日間の滞在中はずっと快晴で、気温は20℃に迫る春のような暖かさだった。仕事は朝から晩まで現場を走り回る過酷なもので、身体的にも精神的にも追い込まれた。毎朝、京葉線から見える美しい景色を眺めて正気を保っていた。太平洋へ燦々と…
司会、秋山(以下A) 例えば、対・経理の場合、お金の話はロジックで説明できますけど、デザイナー、あるいは研究開発といった人たちのマネジメントは難しいと思うんです。デザイナーにはどうやって対応されたんですか。 田代 僕がデザイナーと直接やったビジネスはグッチしかないんです。これは強力なリーダーシップを持った人が1人いるんですよ。それがドミニコ・デ・ソーレなんです。だから、デザイナーといえども、ドミニコ・デ・ソーレの経営能力を尊敬しているわけです。逆に、ドミニコ・デ・ソーレは各デザイナーの持っている能力を尊敬している。そこで協調関係が生まれているのがこのグッチグループだったんです。 そうじゃなくて、デザイナーが経営をやっているところは100%プッシュアウト(前回参照)になる。今度は経営側がその下で、どこまでサポートしてあげるかということに懸かってくるわけです。このバランスを欠いちゃうと、単にわ
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