1930年代のハードボイルドの金字塔「郵便配達は二度ベルを鳴らす」。その作家と2008年に経営危機に陥った米証券大手ベアー・スターンズの当時の経営者の名がそっくりだから、言うわけではないが、金融不安は二度ベルを鳴らす。二度目のベルとは決定的な知らせを意味する。一度目のベルは07年8月の「パリバ・ショック」。その7カ月後、ベアーは米銀大手JPモルガン・チェースへの身売りを決め、さらに半年後、リー
1930年代のハードボイルドの金字塔「郵便配達は二度ベルを鳴らす」。その作家と2008年に経営危機に陥った米証券大手ベアー・スターンズの当時の経営者の名がそっくりだから、言うわけではないが、金融不安は二度ベルを鳴らす。二度目のベルとは決定的な知らせを意味する。一度目のベルは07年8月の「パリバ・ショック」。その7カ月後、ベアーは米銀大手JPモルガン・チェースへの身売りを決め、さらに半年後、リー
11日の米株式市場は、久しぶりに米ダウ工業株30種平均が一時400ドル超高と急騰し、下げ一服感に安堵していた。ところが、日本時間午前2時以降、事態が一変。ダウは、またたくまに400ドル以上急落。引き金を引いたのは英イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁であった。英年金危機にしびれを切らせ、「3日の間にリバランスせよ」と、事実上の最後通告をつきつけたのだ。英年金基金は袋小路に陥っている。低金
政府・日銀が22日、24年ぶりの円買い・ドル売り介入に踏み切った。円安を止めるために「伝家の宝刀」を抜き、外国為替市場では1ドル=145円台後半から140円台まで急速な円高・ドル安が進んだ。市場で観測されていた「145円の防衛ライン」以下に押し戻した格好だが、介入効果の持続性を疑問視する声も多い。午後5時前後。145円70銭程度だった円相場が、瞬時に1円以上、円高方向に飛んだ。日銀の黒田東彦総
16日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が最高値を更新した。ハイテク株は総じてさえなかったものの、銀行や資本財など景気敏感銘柄がけん引役となった。景気回復期待から出遅れ銘柄にマネーが流れ込み、相場はさらなる高値を目指す――。まさに強気派の決まり文句通りの展開だ。慎重派の立場は苦しい。「株価指数は良いニュースの大半を織り込んでいる」。米モルガン・スタンレーの米株ストラテジスト、マイケル・ウィル
1日の東京証券取引所の売買停止問題で、見逃せない点がある。外国の関心が低かったことだ。米ウォール・ストリート・ジャーナルも英フィナンシャル・タイムズも、初報は内側の面で淡々と事実を報じただけだ。韓国では大型連休による休刊が明けた5日、多くの主要紙が掲載を見送った。2006年の「ライブドア・ショック」で停止に追い込まれたときのように、「東京ストップ・エクスチェンジ」と皮肉られた方がまだ救われた
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