2020年はIT(情報技術)関連のM&A(合併・買収)が相次いだ。企業価値評価で首位だったのは米エヌビディアによるソフトバンクグループ傘下の半導体設計の英アームの買収だった。新型コロナウイルス禍でクラウドやコンピューティングサービスが注目されたほか、遠隔医療が急成長した。CBインサイツがM&Aの上位10件をまとめた。世界規模の問題が続いているにもかかわらず、20年にはテック業界ではM&Aが途絶え

「正々堂々と提案するしかない」。ニトリホールディングス会長の似鳥昭雄は9月末、「後出しじゃんけん」の形で島忠買収に乗り出す決意をひそかに固めた。その半年前の5月。島忠社長の岡野恭明をホームセンター業界2位のDCMホールディングス社長、石黒靖規が訪れていた。よく食事を共にしていた岡野と石黒は、業界トップを目指すことで意気投合。DCMの島忠買収へ交渉を進めていた。ニトリは過去、島忠に秋波を送って
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