ロシアとバルト3国のエストニアが国境を画定し、ロシアにとって主要な領土問題は日本との北方領土交渉だけになりました。 ロシアのラブロフ外相とエストニアのパエト外相は、18日、モスクワで両国の国境を画定する条約に調印しました。 条約では、ロシアが実効支配する旧ソビエト時代の境界線に従って国境が画定され、エストニアは東京都の面積を上回る2300平方キロメートル余りについて、領土の要求を放棄することになります。 第2次世界大戦中に旧ソビエトに併合されたエストニアは、1991年の独立後、戦前の国境を回復しようとロシアと交渉を始めましたが、譲歩を引き出せず、2004年に加盟したEU=ヨーロッパ連合とNATO=北大西洋条約機構からもロシアとの国境を画定するよう促されたこともあり、今回の合意に至りました。 ロシアのプーチン大統領は、就任以来、中国やノルウェーなど周辺諸国との国境問題を次々と解決し、今回、懸