このようなことが起こって1週間も経っていないにもかかわらず、今回の高畑容疑者の件でも同様に、マスコミが安易に被害者に関する情報を流してしまったのには本当に義憤を覚えます。キー局も被害者の年代や、勤務地のある市区町村とその業種を公表。スポーツ新聞に至っては、誰に似ているか等の容姿や体型の特徴や、勤務先の細かい特徴まで報じるという始末です。 これにより、本人特定を始めた一部の悪質なインターネットユーザーによって、被害者の勤務先が特定されるという事態が発生しています。これでは被害者の周りにいる人が、誰が被害に遭ったのか知ってしまうのも時間の問題です。また、性犯罪者は再犯率が高いと言われていますが、情報がネット上に転がっていれば、加害者が刑期を終えた後に復讐をしようと企んだ際に、被害者の居場所を突き止めやすくなってしまいます。
