Getting Things Done、あるいは「GTD」とは、物事を効率よく処理し、生産性を上げるためのシステムです。外から見ると複雑に見えますが、その最終目標はいたってシンプル。「しなければならないこと」をする時間を短縮し、「やりたいこと」をする時間を増やすことです。 今回は、GTDの概要を説明するとともに、GTDをシンプルに導入する方法を紹介します。 GTDとは何か?(Getting Things Doneとは?) Getting Things Done(GTD)とは、通常、2つのものを指します。ひとつは生産性メソッドの名前。もうひとつは、生産性コンサルタントであるデビッド・アレン氏のベストセラー本のタイトルです。GTDには長い歴史があり、米Lifehackerを含め、いたるところで生産性マニアたちに熱烈に支持されてきました。とはいえ、米LifehackerであってもまだGTDについ
あらかじめ太字で大書しておきますが、私は GTD のエキスパートではありません。自分ほど GTD を失敗している人もいないだろうと思うくらい、日常的に GTD の鞍から滑り落ちてはまたよじ上ってを繰り返しています。 しかしこの3年で失敗も数多く経験してきましたので、「多分、理想的にはこうすればいいのかな?」とか「きっと、ここがヒントになりそうだ」というツボはやっと分かってきた気がします。そんなわけでいつか「GTD 駆け込み寺」という不定期連載を作ろうと思って実例を集めていました。 そんな折に、先日の記事のコメント欄にこんな質問がやってきました。すばらしい質問だと思いましたので、まずはここから、この不定期連載をはじめて見ようかと思います。 質問:プロジェクトが多すぎる 昨日の記事のコメント欄に質問がありましたが、ここにコピーしておきたいと思います。 就活中の焦りを何とかしようと思い、学生なが
OmniFocusはMac上のタスク管理アプリの中でも最強の部類に入ります。 開発にはライフハック初期の頃の人気ブロガーだったマーリン・マンも一枚かんでいて、単なるToDoリストのような簡単なリストから、巨大なプロジェクトも管理することができる伸縮自在のツールになっています。 OmniFocusが他のツールと一線を画しているのは、「やるべきこと」を書き出して整理する「プロジェクト」のビューと、それを「いつ・どこで」実践するかという「コンテキスト」のビューが明確に分かれているところです。実はこうしたツールはありそうでなかなかありません。 しかしその一方でOmniFocusは使いこなすまでのハードルが高く、せっかく高価なアプリを買ったのに満足いくところまでつかえないという声もよく聞きます。 そんなOmniFocusでGTD(Getting Things Done)を実践するためのベストプラクテ
GTD の最初のステップ “収集” について考えてみたいと思います。 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 によれば、やらなければいけないこと、頭の中の気になることの “すべて” を完全に把握する必要がある、と書かれています。 ただし実際には、常に100%を収集できている状態を保つのは不可能であるということ、またこのステップをはじめて行う場合には、だいたい二時間くらいかければめぼしいものはほとんど収集できる、とも書かれています。 …というわけで、理想としては頭の中の気になることを “すべて” 書きだして把握しておくということになりますが、それはあくまでも理想で、でもできるだけそれに近づけていこうね、ということになります。 頭の中の気になることを集めておく場所「inbox」 さて、頭の中の気になることを把握するのはどういうことか? ということになりますが、これは一般的にいって… 気になる
GTDすなわち“Getting Things Done(仕事を成し遂げる)”とは、あなたのタスクとプロジェクトを整理して管理する仕組みです。しかしその目的は、ただ“仕事を成し遂げる”だけにはとどまりません(本当ならこう呼ばれるべきでした。「物事がおこるままに身を任せていたのでは全くイケてない状況に陥ってしまうことが多いので、それよりもっといい方法で物事を成し遂げる」仕組み)。このシステムの目的はあなたが100%の信頼をおいても大丈夫なように、タスクやアイデアやプロジェクトを収集するということにあります。「過去最高の発明をする」というような曖昧なものから、「8月25日にAdaに電話してチーズケーキのレシピについて話し合う」というような具体的なものまで。つまり全てです。 ごくありふれたTo-Do リスト管理のシステムとあまり変わらない印象ですか? 確かに似ている部分は多いですね。でもそれ以上の
OmniFocus歴4年の僕が最後に辿り着いたプロジェクトとコンテキストの設定OmniFocusの問題点 しかし、過去のOmniFocusの使い方を振り返ると、いつもある問題に悩まされていました。それは、OmniFocusをしばらく使い続けると、登録している内容が把握しきれなくなり、管理ができなくなる、ということです。そうなると、OmniFocusに登録した内容と実際にやるべきことが一致しなくなり、そのうちにOmniFocusを使わなくなってしまいます。そうして、どうにもならなくなったタイミングで、OmniFocusに登録した内容をすべて削除して、まっさらな状態からもう一度使いはじめることになります。僕は、このサイクルを半年くらいの周期で繰り返していました。 ところが、ある設定をしてから、OmniFocusの運用が劇的に改善でき、前述の問題も起きなくなりました。その設定は「プロジェクト」と
GTDの「見極め」「整理」のプロセスを、本を読みながらなるべく忠実に実践してみたら、思いの外、クリアに整理されてスッキリしました。これは凄い。 加えてタスク管理ツールとしてWunderlistを採用したんですが、これがまたイイ!リストを横断検索する機能がとても使えます。横断検索できると、いま「どう取り組もうとしているか」がすぐに把握できるんです。これがとても嬉しい。 例えば、特定のプロジェクトについて今からやろうとしていることが、こんな感じで表示できます。 あるいは、特定の目標について、どんな取り組みをしようとしているかも、すぐに分かります。 整理した結果をこんな風に「見たい切り口」で見ることができるってのは、とても使い勝手がいいですねー。この使い方自体はWunderlistじゃなくても、 タスクをリストごとに分類して管理できる タスクにタグを付けられるか、リストをまたいだ横断検索ができる
去年は会社に居た頃のようにタスクが入り乱れてシンドかったのです(・ω・`) 個人事業主というのは自分が手を広げたら広げた分、やることが多岐に、しかも平行して増えていくものですねぇ。今年は予め「やらないこと」を決めたのでマシになるとは思いますが、それでも行動を支援する仕組みを持っておきたいところ。 そんなわけで会社員時代に熱中していたタスク管理熱が再燃してきた次第。となると、やっぱり基本に立ち返るためにGTD(Getting Things Done)ですよね。 ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法 作者: デビッド・アレン,田口元 出版社/メーカー: 二見書房 発売日: 2010/11/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 12人 クリック: 209回 この商品を含むブログ (48件) を見る GTDを忠実に実行して
GTD実践記(1) タスクの洗い出し GTD実践記(2) タスクは突然やってくる GTD実践記(3) タスクの整理 GTD実践記(4) InBoxからその場でプロジェクトへ GTD実践記(5) 次のアクションは「物理的」か? GTD実践記(6) リストを見る習慣 GTD実践記(7) 繰り返しタスク、定番タスク GTD実践記(8) アイデアメモもInBoxだ! GTD実践記(9) メール(Gmail)の処理 GTD実践記(10) GTDの運用を整理 GTD実践記(11) 2万フィートまで上り、そして見えたもの GTD実践記(12) 3万フィートで進む方向を決める GTD実践記(13) 本を買う、本を読む、写経するプロジェクト 収集に集中する GTD実践記(14) 週次レビューの手順 GTD実践記(15) 3万フィートに上った後 GTD実践記(16) 日々の情報収集と整理 GTD実践記(17)
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