日本人エンジニアのほとんどが独学でプログラミングを習得しているという。なぜなのだろうか。 中略 必修プログラミング授業のカリキュラムを作る際、日米でさまざまなエンジニアに対してインタビューを行いました。「どのようにして、プログラミングを学んだか?」「なぜプログラミングが上達したのか?」。そうした質問への答えの中から、最適なカリキュラムを作り上げるヒントを見つけようとしたのです。 結論から言えば、日本人エンジニアは、ほぼすべての人が「独学」と答えていました。よい参考書などの情報は集まりましたが、教授法やカリキュラムを構成するうえでのヒントを得ることは難しかったのです。 一方米国では、高校でコンピュータサイエンスの授業を学び、興味を持って大学でも同じようにコンピュータサイエンスの授業を履修してスキルを養い、就職も見据えてIT系の学科へ移り、シリコンバレーのテクノロジー企業で高給取りになった、と