メディア論で有名なマクルーハンの『グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成』原書を読む。原題は『The Gutenberg Galaxy: The Making of Typographic Man』で、1962年に出版されている。 ちなみに邦訳も出版されているが、値段が倍以上である。原文は英語だが引用が多くて、その引用に対する背景知識がないから難しくて、ページをとばし読みしている。 本題に戻ると『銀河系』は、タイポグラフィについてもいくらか述べている。興味深いのは、日本人はローマ字を表音文字と呼び、母国語話者は苦労なく読むことができると考えているが、英語はスペルと発音が異なっており、また発音規則が単純ではない。 そのため英語が母国語でも発音とスペルが違うことはストレスになるらしい。マクルーハンは発音記号のようなアルファベットをこの本の中で紹介している。下記URLは本書に収録されている図では