昨年末パリの劇場で 行われたプレミア上映の模様[映画.com ニュース] 昨年日本での興行収入ベスト1に輝いた「君の名は。」が、フランスでも12月28日から公開され、大きな話題を集めている。もともとフランスには日本のアニメファンが多いが、新海誠監督の作品が劇場公開されたのは本作が初めて。これまではDVDリリースのみゆえ、一部の熱狂的なファンを除いては、監督はほぼ無名に近かったと言える。それだけに配給会社も反応が読めなかったと聞くが、蓋を明けてみれば多くの日刊紙や映画誌に取り上げられ、そのほとんどが称賛または好意的な批評を寄せている。ル・モンド紙は「類い稀なすれ違いの物語を通して思春期の若者の心を描写。見逃せない」と絶賛、カイエ・デュ・シネマ誌は「『君の名は。』は、これまで知られていなかったシネアストにやっと正統的な認知をもたらす」と記した。細田守、原恵一に続き日本アニメ新世代としてフランス