「古事記」がジャンプコミックス風だった場合の裏表紙 スエヒロ 2014年10月29日10:27 ツイート 「古事記」と云えば、日本の神話や歴史などが記されている日本最古の歴史書ですね。上巻・中巻・下巻で構成され、神話や伝説についての記述も多くある書物です。天地創造や天岩戸伝説やスサノウノミコトなども登場します。 さて、そんな古事記がもしもジャンプコミックス風だったらどのような雰囲気になったでしょうか。今日は「古事記」がジャンプコミックス風だった場合の裏表紙を考えてみました。コチラです。 この記事を書いたのは… スエヒロ ワラパッパの編集長をしております。ほんとお気軽にお声がけください。 ▶スエヒロの記事一覧はコチラ ▶スエヒロのツイッター @numrockさんをフォロー
2014-10-10 増田文学について本気出して考える話・2 増田で投稿しても届かないし、変なトラバが付くだけだからダメだって言ったけど、なんか投稿されていたのでとりあげる。 秋のりんごの話 変なトラバが付く以前に何故増田を除外することにしたかって言うと、やっぱりこういうのはある程度「顔」を見せないと評価できないと思うのよ。「作者がどんな人で、どういうものを望んでいるのか」というのをある程度見極めないと判断ができない。だからこの話は作者の意図を言葉と文章と物語構造だけで引っ張りあげることにする。以下長いので気長に読める人だけ読んでちょ。 まず読んでみよう 良く晴れた、ある秋の日。 からころとカウベルのような音を立てて、喫茶店に一人の女性が入ってきた。 正確に言えば、扉に付いているのは高地で放牧されていた牛がつけていたものを喫茶店のマスターが旅先でもらってきたものであるので、事実、カウベル
あのときの王子くん LE PETIT PRINCE アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Antoine de Saint-Exupery 大久保ゆう訳 子どものみなさん、ゆるしてください。ぼくはこの本をひとりのおとなのひとにささげます。でもちゃんとしたわけがあるのです。そのおとなのひとは、ぼくのせかいでいちばんの友だちなんです。それにそのひとはなんでもわかるひとで、子どもの本もわかります。しかも、そのひとはいまフランスにいて、さむいなか、おなかをへらしてくるしんでいます。心のささえがいるのです。まだいいわけがほしいのなら、このひともまえは子どもだったので、ぼくはその子どもにこの本をささげることにします。おとなはだれでも、もとは子どもですよね。(みんな、そのことをわすれますけど。)じゃあ、ささげるひとをこう書きなおしましょう。 ぼくが6つのとき、よんだ本にすばらしい絵があった。『ぜんぶほん
私が彼氏に求めるのは背の高さと面白さと爽やかさかなー などとニコニコしながら会話するJK三人組のとなりで、そのどれにも当てはまらない俺は信号を待っていた。 ようやく秋になったばかりなのに、きょうは暑苦しいくらいの陽気なので、オフィスの皆は不満を漏らしていたが、俺は内心わくわくしていた。 そして今、ランチタイムで賑わう街中へ繰り出してみると、期待どおりに、いつもよりは薄着の女性が華やいでいる。 透けブラ全開のJK三人組はもちろんのこと、その横で髪を撫でつける仕草が色っぽい20代後半の女性の背中も、一見するとキャミしか見えないもののよーく観察すればあの妙なる線が浮き上がってくる。横断歩道の向こう側で同じく信号を待つ女性たちの透けブラは見えるはずがないけれども、ピンク色のリュックサックを背負った女子大生の上半身を膨らませる丸い二つのものの大きさや、その後方で日焼け止めを塗っている30代後半の熟し
2014-08-25 社会不適合者で高卒メンヘルなのに年収1000万以上のポジションにいます 東京に住んでいた頃、働けども働けども良質な精神を得られる事なんてなくて、気づけば100社以上の会社を転々としていた。 「働く事で得られるものはお金と安心。欲張るならば感謝とやりがいもあるけれど、その程度か……」 様々な会社で、一つ以上のモノを得ながらも、常に浮かび上がってくるのは憂鬱のみであった。 人間生活の終盤には、骨になり灰になる、結局真っ暗な結末しか待っていない。 棺桶の中でひんやりと籠もる空気に抱かれながら、身動きの取れない一生が始まるのだなと思ってあの世に向かう。 罪人であれ善人であれ、最後に待っているのは創造主による処罰だ。 ハッピーエンドもバッドエンドもない。片手間に命を切断されてしまう無気力な終章。 人間の生涯なんて一夜の悪夢だ 金縛りのせいで、身動きが取れない。それにも関わらず目
ノーベル文学賞を受賞した文豪、川端康成が学生のころに恋人に宛てた手紙が、神奈川県の自宅に保管されていたことが分かりました。この恋人との思い出は、初期の主な作品の題材になっていて、研究者は川端文学の原点を知る重要な資料として注目しています。 保管されていたのは大正10年、学生だった川端康成が文壇デビューした年に伊藤初代という女性に宛てた手紙1通と初代から川端が受け取った手紙10通で、川端が晩年まで暮らした神奈川県鎌倉市の自宅にありました。 初代は川端の7歳年下で初恋の人と言われ、川端が22歳のときに一度は結婚を誓い合った仲ですが、初代の側から婚約を破棄したことで2人の恋が終わり、その理由は今でも明らかになっていません。これらの初代との思い出は、「南方の火」や「篝火」といった川端の初期の作品の題材になったほか、映画化された作品「伊豆の踊子」にも影響を与えたとされています。今回見つかった川端の手
はじめに 『S-Fマガジン』2014年6月号で、三村美衣の監修による「ジュヴナイルSF再評価」という特集が組まれました。ところがこの特集、ジュヴナイルSFテイストのあるライトノベルの話ばかりで、肝心の児童書として出版されているSFが脇に追いやられてしまっており、物足りないものになっていました。 三村美衣による通史解説は、かつてジュヴナイルSFの黄金時代があっていまは廃れてしまったが、実はアニメやライトノベルにその魂は継承されているという物語になっています。そのため、いまも優れたジュヴナイルSFが多数出ているという事実がないことのようにされています。アニメやライトノベルについては、具体的な作品名を挙げて論評しているのに、21世紀以降に児童書として出版されたSFについては、レーベル名を列挙するだけで作品や作家に対する具体的な論評はありません*1。これでは、児童文学の事情を知らない読者が、21世
一般財団法人 理数教育研究所が開催した「算数・数学の自由研究」作品コンクールに入賞した「メロスの全力を検証」(PDF)という研究結果がとても興味深いです。中学2年生の村田一真くんによるこの検証では、太宰治の小説「走れメロス」の記述を頼りにメロスの平均移動速度を算出。その結果、「メロスはまったく全力で走っていない」という考察に行き着きます。端的にいうとメロスは往路は歩いていて、死力を振りしぼって走ったとされる復路後半の奮闘も「ただの早歩きだった」というのです! なんてこった! 中学校の部で最優秀賞に輝いた「メロスの全力を検証」 メロスは作中、自分の身代わりとなった友人を救うため、王から言い渡された3日間の猶予のうち初日と最終日を使って10里(約39キロ)の道を往復します。今回の研究ではこの道のりにかかった時間を文章から推測。例えば往路の出発は「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定、到着は「日
このネタが流行ったのもずいぶん前のような気がしますが、文体模写企画はブログの定番ネタ、ということで受け止めていただきたい。 過去のエントリはこちら。 もし大藪春彦が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし平山夢明が桃太郎を書いたら - 男の魂に火をつけろ! もし夢野久作が桃太郎を書いたら ……やッ……院長先生。どうもお邪魔します。 ええ、私の精神状態もヤット回復いたしましたので、今日かぎりで退院させていただきたいと思いまして……。ドウモ永いことご厄介になりました。入院料のほうは、うちに帰りましたら早速お届けに参ります。 ……ハハア。なるほど。事情を聞かぬうちには退院させられないと仰る。ご尤もです。それでは一通りの事情をお話しいたしますが……クレグレも他へ漏らしていただいては困りますよ……なにしろ私の出生に関わる重大な秘密ですから……。 それでは事実をお話ししますが……実は私は、強盗
雨にも負けないっ☆ 風にも負けないっ☆ 雪にも、夏の暑さなんてぜーんぜん平気な 丈夫な体を持つんだからっ☆ 欲なんて持たないもんっ☆ あたしったら決して怒らなくて、 いーっつも静かに笑ってやるんだからっ☆ 1日に食パンミルクとちょっぴりサラダでもう健康☆ あたしは打算的にならない、そしていっぱい人のお話聞くし、 いっぱい理解するし、忘れないんだもんっ☆ 質素な1ルームアパートであたしは大丈夫だし、 FaceBookで病気の子を見つけたら行って看病するよ☆ 発言小町で疲れたママがいたら家事を手伝ってあげるし、 ニコ動で死にそうな人が居たらいっぱい楽しい事教えてあげるし、 Twitterでケンカがあったら、やめてって言うんだよ☆ 暑い日は泣いちゃうし、寒い夏はちょっとトボトボ歩いて、 みんなにけしからんおっぱいって言われたりもして、 褒められたりも苦にもされたりしないけど、 そーゆーのにあたし
紙面で読む桑島法子さん=松本敏之撮影 いま、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」で船務長の森雪(もりゆき)の声をやっています。ほかには海外ドラマの吹き替えやナレーションも。 声優や役者の世界には、子どものころから憧れていたんですよ。岩手の高校を卒業して、すぐ上京しました。養成所の面接を受けたとき、「地元の言葉で何か演じられ… 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事西武、苦手の競り合い制す 中継ぎ陣が無失点リレー7/11日本、零封リレーで雪辱し1勝1敗 日米大学野球7/8巨人、中継ぎだけで零封リレー 監督「思い描いた継投」6/26巨人6投手、無失点リレー〈26日のセ・リーグ〉6/26被災地つなぐ1000キロリレー 参加者500人を募集6/
yhkondo @yhkondo 「「青空文庫」はアブナイ?」という話題で盛り上がっているようなので、古典語を電子アーカイブにする仕事(研究)をしている日本語研究者の立場から、ちょっと続けて書いてみます。 yhkondo @yhkondo まず、ひとつ。「夏目漱石の原稿にあって、(活字)印刷された東京朝日新聞、単行本にはなくなってしまっているものは何か。この問いに稿者なりに答えてみようとしたのが本書である。」という本があります。今野真二『消された漱石』(笠間書院)です。 yhkondo @yhkondo 今野真二氏には、同様の趣旨をわかりやすく書いた岩波新書の新刊『百年前の日本語』もあるのでお読み下さい。そのまま「写す」ということが至難であり、出版社や研究者にも「難しい」ということがよくわかります。
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